そんな『引退TV』の総合演出を務めているのが、人気バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)などを手がける名城ラリータ氏である。彼は目鼻立ちの整ったイケメンテレビマンとして知られ、2011年には大食いタレントのギャル曽根と結婚。その後、バラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)や、様々なメディアのインタビューにも登場し、注目を集めた。
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名城氏と言えば過去、SMAPの冠バラエティ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)にもスタッフとして参加していたのだが、木村拓哉に対し、現場でマジギレしたことがあった。
それは名城氏がまだ、ADだった時のこと。『スマスマ』では当時、高校生だったプロゴルファー・宮里藍をゲストに迎え、木村とゴルフ対決する企画が放送された。その撮影時、木村は宮里相手に本気でゴルフをプレイしたようで、良いショットが出るたびに「イエーイ!」と大喜びしていたという。この時のことについて名城氏は、後のインタビューで「相手はプロゴルファーとは言え、まだ高校生なんですよ?」「“なんて大人気ないんだ”と無性に腹が立ってしまったんです」とブチギレたことを振り返っている。また、名城氏によれば当時、その怒りを心の中だけに留めておくことができず、休憩で楽屋に戻ってきた木村に対し、「木村さん、勝とうとしていませんか? 僕は納得できません」と直接ぶつけたそう。
今となっては、“真剣に2人が勝負するからこそ、『スマスマ』でしか撮れない映像になる”と理解でき、自身の生意気な言動を反省しているという名城氏。だが当時、彼はまだ若かったことで、木村に噛み付いてしまったようだ。
そんな下っ端ADだった名城氏の言葉に対し、木村は「でも勝負だからな〜」と笑顔を見せ、全く怒ることがなかったそう。それどころか、物おじしない名城氏の性格を気に入り、「ラリータとやりたい」と木村から直々に『スマスマ』のディレクターに指名されたという。
当時の名城氏の言動は、一歩間違えれば、激怒するタレントが出てきてもおかしくないと思われる。だが、相手が木村だったことで、そこに信頼関係が生まれたようだ。