現在、第8週「いざ、航空学校へ!」が放送されている本作。幼少期、大学編を経て、航空学校編という新章に突入した。
前作『ちむどんどん』は、「ちむどんどん反省会」というアンチタグが『現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞』に選出されるほど批判が集まった作品。一方、『舞いあがれ!』は「反省会」タグこそあるものの、毎日投稿される数は少なく、SNSでは毎日のように絶賛が殺到している。
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「そもそも、朝ドラは年度後期の大阪制作作品の方が評価が高い傾向にあります。最近では、『カムカムエヴリバディ』、『スカーレット』、『まんぷく』、『ごちそうさん』など。共通しているのは、人物描写が丁寧で、ヒロインの努力が丁寧に描かれ、視聴者が共感できるという点。『舞いあがれ』はそれを満たしている上、努力と挑戦がより丁寧に描かれている作品となっています。
第6週では、ヒロイン・舞(福原遥)がパイロットとして人力飛行に挑戦。女性パイロットの世界記録には全く及ばなかったものの、3.5キロを飛行し、舞が空を飛ぶ面白さに目覚めるという展開で、ネットからは『簡単に奇跡が起きないところが素晴らしい』『ちゃんと地に足ついてる作品って感じ』『これで世界記録ギリギリとかいってたら駄作になってた』という声が聞かれました」(ドラマライター)
一方、今後への懸念点もあるという。
「実は本作、2020年の『エール』以来、脚本を複数人が担当する作品。第7週までを担当していたのは桑原亮子氏で、第8週からは嶋田うれ葉氏が担当します。第8週の月曜の第36回放送後は、ネット上からは『リズムが違う…』『ちょっとテイスト変わった』『なんか安っぽくなった気もする』という声が聞かれ始めることに。これまで自分の好きなことをしっかりと見つめていた舞に、いい意味でも悪い意味でも朝ドラヒロインらしい“バタバタ”感が出てきてしまい、違和感を覚えた視聴者も少なくないようです」(同)
果たして、今後も視聴者の評価をキープできるだろうか――。