「彼と出会って、初めて食事に出かけた時です。場所はオシャレな居酒屋でした。最初に私は生ビールを注文。すると彼が、“焼酎ロック”と。一杯目から飛ばすな…と思いました。
>>花に込められた無言の侮辱~女がドン引く瞬間~<<
食事をしながら楽しい時間を過ごし、そろそろ出ようという時。彼が“ちょっと待ってて”とトイレへ。戻ってきた時、手に歯ブラシを持っていたんですね。彼は、歯を磨いていたんです。理由を尋ねると、“歯だけはキレイにしておけというのが親の教え”だと聞かされました。だから、飲み物も色のついたものは飲まず、水と牛乳だけ。お酒は日本酒か焼酎だけという徹底ぶりでした」
口をキレイにすることに問題はない。何度かデートを重ね、ある日、彼の家に招かれたそう…。
「夜が更けるにつれ、だんだんいい雰囲気になってきたんですね。でも、彼が手を出して来ないんです。なので、私の方からキスをしようとすると…。“ちょっと待って”と遮られました。“歯磨いてもらっていい?”と言うんです。若干失礼だなとは思いましたが、仕方ないと思い、歯ブラシを借りました。
磨き終えてベッドに移り、ようやくキス。そして、行為が始まりました。私は、口でしてあげたんですね。彼も喜んでくれていたんですが…。その後、またキスをしようとした時です。“歯磨いてもらっていい?”と言われ、ドン引きましたよね。あなたのを咥えた口でしょう…。そっちを洗っとけよと思いました」
彼としては、口の中に雑菌を入れたくないということなのだろう。しかし、相手の菌までも受け入れることこそが、愛なのではないだろうか。
写真・Jon-Eric Melsæter