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NHKから抗議でコーナー終了、伝説のタモリの深夜番組《今なら大炎上!? 知られざるラジオ事件簿》

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タモリ

 今は芸能人のちょっとした発言や振る舞いが、ネットで炎上してしまう時代だ。だが、かつては視聴者が意見を発信する手段が少なく、特にラジオ番組はテレビに比べて目立ちにくいため、今なら大炎上となりかねないハプニングが多く存在した。

 1976年10月から1983年9月まで放送された『タモリのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)はディープな内容で知られた。タモリの名物番組と言えば『笑っていいとも!』(フジテレビ系)だが、同番組がスタートするのは82年10月。タモリはかつての自身の芸人としてのポジションを「江頭2:50のようなもの」と例えていた。「オールナイトニッポン」は、まさに「いいとも」以前のマニアックなタモリが味わえる番組だったと言えるだろう。

 ​>>ナイナイが菅野美穂主演ドラマをイジって抗議殺到《今なら大炎上!? 知られざるラジオ事件簿》<<​​​

 名物コーナーの一つが、「NHKつぎはぎニュース」だった。これは、NHKのニュースで実際に読み上げられた音声をリスナーがつぎはぎで編集して、めちゃくちゃなフレーズを作り上げるものだ。例えば、「愛知県と名古屋市などでは政府が誘致を正式に決めたあと、三階から飛び降りて死亡した事件で新宿警察署は、今夜7時35分優勝が決まりました」といった内容になる。

 NHKのニュースは、アナウンサーが抑揚のない落ち着いた喋りをする。さらにニュースの本数が多いので、フレーズも豊富だ。事件や事故も取り扱うので、「死亡」「車が突っ込み」といったネガティブなフレーズも出てくる。今なら不謹慎と炎上しかねない内容だ。

 しかし、コーナーは当のNHKからの抗議を受けて、わずか数か月で終了してしまう。原因はNHK職員を父に持つリスナーが、音声を聞かせたところ、問題になってしまったようだ。実際のニュース音声を使用していたことがいけなかったのかもしれない。

 「NHKつぎはぎニュース」は、インチキ外国語などのタモリのネタに通ずるものがある。さらに現在、SNS上で広まっているネタ画像やネタ動画も彷彿とさせる。そうした意味では、時代を先取りしすぎたコーナーであったとも言えるかもしれない。

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