2007年8月24日深夜放送の『オリエンタルラジオのオールナイトニッポンR』(ニッポン放送系)では、生放送中に大喧嘩に発展する様子がそのままオンエアされてしまった。
>>空気階段がラジオでマジ喧嘩、収録ストップ!「マジで殺してぇなコイツ」緊迫状態もファンは焦らず?<<
当時のオリラジはデビューから3年目。多くのテレビレギュラー番組などを持ち人気は飛ぶ鳥を落とす勢いだった。新世紀エヴァンゲリオンをモチーフにした「残酷なアイツのテーゼ」コーナーの途中、あっちゃんこと中田敦彦がネタハガキを読み上げる。エヴァ好きの中田に対し、藤森慎吾は興味を示さない。その態度を中田が執拗にイジり続け、藤森が苛立ちを抑えながら「次に行って下さい」と促す。だが、藤森の言葉がだんだんと荒くなり、「いいから早く読めや」となり、言葉の応酬に。
その後は2人が掴み合いになる様子が流れ、その後CMと曲を挟んで生放送は約7分間に渡って中断した。
この当時の音声が、先ごろ10日20日深夜放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)内で、ほぼフル尺で流された。この日は藤森がゲストであり、シンガポール在住の中田にも許諾を得ての音声が流れた。藤森は音声全体を聞き返すのは初めてであり、「本当にトラウマ」「今でも癒えていない」と心境を語り、当時の裏話も飛び出した。
藤森は、喧嘩が起こった日は放送前からコンビでギクシャクしており、虫の居所が悪く、トラブルに至る下地があったようだ。さらに、中断時にはスタッフから「もう番組をやめますか」「(所属の)吉本(興業)にもお伝えしますし、やめますか」とオトナの対応で迫られ、2人が謝り番組継続となったという。
キャラクター設定などの演出ではない、お笑い芸人のガチ喧嘩。今なら「聴いていて不快」などと大炎上しかねない案件だろう。