さて、今週は「第33回ロジータ記念(SI)」が川崎競馬場でおこなわれる。
今回の注目は、何と言っても今年の牝馬クラシック2冠を制したスピーディキック。3冠目の関東オークスこそJRA勢の2頭に敗れ3着と3冠はならなかったが、ペースが楽だったこともあり、前の2頭には届かなかったか。それより何より特筆すべきは前走の戸塚記念。東京ダービー馬カイルや、羽田盃で2着だったライアンが出走する中、向正面から抜群の手応えで上がって行き、4コーナーでは2番手まで上がると、残り200mあたりで先頭に立ち、後は後続を引き離す一方。2着に0秒7差を付けての圧勝と、力の違いを見せた。牡馬の上位クラスが相手でもこれだけの競馬ができるのだから、牝馬限定戦の今回はあっさりがあってもおかしくない。ここは不動の本命だ。
相手筆頭は、トライアルを制してここに駒を進めてきたレディオスター。春は東京プリンセス賞で3着の実績がある本馬だが、その東京プリンセス賞がなかなか強い競馬だった。道中は2番手からの競馬だったが、淀みのない流れで先行馬には厳しい競馬だったが、残り100mあたりまでスピーディキックと競り合い、最後は流石に脚が鈍ってしまったが、それでも3着に粘るのだから力がある。前々走の東京ダービーは流石に疲れがあったか、見せ場なく10着に敗れた。それでもひと夏を越して挑んだ前走のサルビアカップでは、消耗戦となり直線では脚がいっぱいになりながらも、逃げたレディオガガを差す根性を見せて優勝と力を見せた。前走のレースを見る限り、今回のメンバーに入っても上位の力があるだけにここも上位争いになるだろう。
▲は超大型馬で、使われながら状態を上げてきたケウ。以下、コスモポポラリタ、クールフォルテ、レディオガガまで。
◎(14)スピーディキック
〇(1)レディオスター
▲(5)ケウ
△(13)コスモポポラリタ
△(9)クールフォルテ
△(10)レディオガガ
買い目
【馬単】4点
(14)→(1)(5)(9)(13)
【3連複1頭軸流し】10点
(14)-(1)(5)(9)(10)(13)
【3連単フォーメーション】12点
(14)→(1)(5)(13)→(1)(5)(9)(10)(13)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。