さて、今週は浦和競馬場で「第32回埼玉新聞栄冠賞(SIII)」がおこなわれる。
本命に推すのは今最も勢いに乗っているランリョウオー。目下4連勝中の本馬。それも近2走は大井記念(SI)、東京記念(SI)とSIを2連勝中で、特に前々走の大井記念では、中央時代にフェブラリーS(GI)を勝ち、南関東へ移籍してからも一線級で活躍しているノンコノユメを破ってのものだからその力は本物。前走の東京記念では、道中ややかかり気味に進み1周目のスタンド前でようやく折り合いが付くロスがありながら、抜群の手応えで直線へ。直線に入るとすぐに先頭に立ち追い出し始めると、セイカメテオポリスが食らい付いてきたが、3/4馬身差から詰めさせず優勝。あと100mあってもその差は縮まらなかっただろう。前半折り合いを欠いてこれだけ競馬ができるのだから着差以上に強い競馬だった。今回は58kgの斤量を初めて背負うが、パワーも兼ね備えている本馬だけに問題ないだろう。今回はメンバーレベルが軽くなるだけに、ここは負けられないだろう。
相手本線は3連覇を狙うタービランス。連覇をしているのはもちろんのこと、浦和は5戦して2勝2着2回で、唯一連対を外したのは中央との交流戦である2020年の浦和記念(JpnII)の4着1回のみと得意としている舞台。実力も折り紙付きで、昨年の川崎記念(JpnI)では中央の猛者を相手に勝ち馬から0秒8差の4着。2着馬のオメガパフュームからは0秒2差と僅か。4走前の浦和記念ではヴェルテックスやウェスタールンドに先着する2着と、その力はまだまだ健在。前々走は他馬のあおりを食らって落馬競走中止になってしまったが、久々となった前走はその影響を感じさせない走りで2着と、休み明けとしては上々の内容だった。ひと叩きされた今回は、確実に状態を上げており、ここは上位争い必至だろう。
▲はエルデュクラージュ。以下、ライトウォーリア、マンガンまで。
◎(11)ランリョウオー
〇(12)タービランス
▲(1)エルデュクラージュ
△(3)ライトウォーリア
△(2)マンガン
買い目
【馬単】3点
(11)→(1)(3)(12)
【3連複2頭軸流し】3点
(11)(12)-(1)(2)(3)
【3連単フォーメーション】5点
(11)→(12)→(1)(2)(3)
(11)→(1)(3)→(12)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。