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安藤優子の自民党批判が物議「ケンカしないで」司会アナも焦り『そこまで言って委員会』で集中砲火

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安藤優子

 10月30日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に、ニュースキャスターの安藤優子が出演。番組で安藤の著書『自民党の女性認識』(明石書店)を取り上げ、安藤が他パネリストと議論を行ったものの、安藤の言い分にネット上から疑問の声が集まっている。

 安藤は『自民党の女性認識』の中で女性政治家が増えない要因として、自民党が「イエ中心主義」で血縁継承議員の割合が多いと指摘。また、「イエ中心主義」の政治指向は、女性を常にイエに従属する存在として認識形成しているため、女性が候補者として選定される機会を減退させていると分析していた。

 ​>>安藤優子、献花があれば国葬は不要発言?「あれでいいんじゃない」疑問の声集まる<<​​​

 これに対し、哲学者の萱野稔人氏は政治の世界のジェンダーギャップは認めつつも、「この本自体が本当にフェアネスな分析してますか?」と指摘。「要するに、ここに原因を負わせてやれば、いろいろ分析もうまくできるし、議論も成り立つかなっていうことを、そういう前提で分析してるように見えてしまって」と言い、自民党批判ばかりを展開することで本当の問題を見失ってしまうとした。

 さらに萱野氏は、前回の衆院選挙では候補者の17%が女性だったものの、当選者は10%まで下がったことを指摘し、「別に政党がどうのこうのっていうよりも、もっと根本的に、国民がそもそも女性に投票してないんですよ」と説明。

 また、作家の竹田恒泰氏も「例えばもしね、国会を女性が半分占めないと、日本の女性は虐げられるっていうことであれば、日本って、相当野蛮な国だと思うんですよね」と、そもそも女性議員の割合の少なさが女性が虐げられている原因なのかと疑問を呈示。最終的に、女性議員の比率が変わらなくても女性にとっていい社会になる方法はあるのではないかという結論にも辿りついた。

 しかし、最終的に意見がまとめの段階に入ると、安藤は「政治の問題とジェンダーの問題は別々に議論した方がいいかもしれない」と、これまでの議論が全て無意味になるような発言をし、パネリストたちを困惑させることに。萱野氏が「混ぜたのは安藤さんじゃないですか」と呆れ声を上げると、司会の黒木千晶アナウンサーは「喧嘩しないでー!」と呼びかけ、その場は笑いで収まっていた。

 この一連の議論に、ネット上からは「なんで安藤最後に全て壊した…?」「ジェンダーと政治を混ぜて本まで出したの自分だろ」「自分の著書の話なのに、安藤全然口出せてなかった」「未だに女性が国会議員になれないのは男と自民党のせいって偏見がすぎる」といったさまざまなツッコミが集まっていた。

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