小泉農水相は、2021年産のコメが「古古古米になれば、1800円程度のものになるのではないかと、5キログラムで」と話した。また、政府備蓄米“小泉米”が6月に2000円代で店頭に並ぶと言われている。
ネット上では、「古米は食べられるが、古古古米など。飼料になるものだから、2000円で国民に買わせるのは、どうかと思う」「保管期限到来直前の古古古米です。安くて当たり前」といった批判が上がった。
また、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎はX(旧Twitter)で「古古古米」とつぶやいたことで「前前前世ですなー」「新新新米」「カップリングは新新新パンかな」といったリプライが寄せられ、トレンドワードに「古古古米」と「前前前世」が入った。
小泉農水大臣が現在提案しているコメはどれも古いものだ。小泉米はまだ気にならないかもしれないが、古古古米は飼料になる直前の状態のコメだ。保存状態にもよるかもしれないが、味やにおいの劣化は気になってしまう。国民はコメが安く買える環境を望んでいるが、安ければいいという話でもない。少し前のように、新米を安く買いたい。さらに、農家が赤字にならないような仕組みを願っている。それができるのは、政治だ。