「0円食堂」は、捨ててしまう食材を集めて料理を作る企画。この日は高知県へと向かい、旬のカツオを使った「カツオの藁(わら)焼き」を作るためメンバーが現地を巡った。
この日の参加メンバーであるTOKIO・国分太一とAぇ! group・草間リチャード敬太は旬のカツオを手に入れようと高知県のある漁港へ向かった。
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だが、旬のカツオは既に市場に出荷された後で残っていなかった。漁協の案内で「カツオでなくていいなら」と、もうひとつの高知の名産「エガニ(トゲノコギリガザミ)」の存在を知ることになる。
国分はエガニ漁を終えた人物に出会い、何らかの事情で両爪が取れてしまったエガニと、偶然捕獲してしまったという高級魚「コチ」を見せてもらった。このエガニとコチは現地の人も食べず、そのまま海に逃がすつもりだったという。
国分たちがジャッジ役である番組スタッフに「これは(OK)?」と尋ねたところ問題ないと返答があり、国分たちは高級食材であるエガニとコチをゲットした。
だが、この判定にネットで異議を唱える声が相次いだ。「0円食堂」のルールはあくまで破棄してしまう食材のみ0円でもらうことができるというルールだった。今回のように海に戻すのは破棄するものとは言えないと視聴者は指摘。「リリース予定ってセーフなの?」「自然に帰すならアウトじゃないの?」「海に放すのは破棄じゃないよ」「ルールがガバガバすぎる」「リリースを破棄扱いにするのは流石に無理がありすぎ」「もやもやする」といった声が相次いでいた。
確かに両爪の取れたカニは商品にはならないが、カニは脱皮することで失った腕や脚を再生できる。また、コチについては単に狙った魚ではないことから、売りに出さないとのことだった。漁業者の言う通り、もともといた海に戻すのが一番、自然の節理にはかなっている。
なお、カニやコチはセーフ判定だった一方、食材とは言い難い「藁焼き」に使う藁も0円で手に入れないといけないなど、どうにも曖昧なルールで番組ロケが行われていたようであった。
「破棄予定の品を0円で手に入れる」というシビアさが売りの「0円食堂」だが、今回はその曖昧なルールが視聴者の間で物議を醸すことになったようだ。