ひと足先に、ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIが8月末までに、東京・六本木のグランドハイアット東京で、自身最多となる11日間20公演のディナーショーを開催。3年ぶりのディナーショーとあって、昼公演が8万円、夜公演が10万円と高額にもかかわらず、チケットは即完売だったという。
「熱烈なファンが多いYOSHIKI。ディナーショーほど近くで触れあえる機会はなかなかないので、チケットがもっと高額でも即完売するだろう」(音楽業界関係者)
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もともと、本来のディナーショーの時期を外していたYOSHIKIだが、年末のディナーショーには〝暗黙の了解〟があったと言われるが、どうやら、コロナ禍で変わったようだ。
「昔は紅白の常連でもあった五木ひろしの5万円が〝頂点〟で、それを超えないように値段設定が行われていた。しかし、今年のラインナップでは、アリスのメンバーとしておなじみの谷村新司が6万9000円、その次が由紀さおりの6万2000円。2人とも東京・帝国ホテルで会場費もかさむが、それにしても強気な値段設定」(芸能記者)
長年、最高値だった五木は5万5000円で、ジャニーズ事務所を退所した近藤真彦が並び、さだまさし、高橋真梨子、玉置浩二が5万4000円で続く。
ディナーショー人気も高い松田聖子は5万1000円、ASKAが4万9000円、水谷豊の妻で女優の伊藤蘭と田原俊彦は4万4000円。年内でメンバーが卒業する純烈は3万5000円と控えめだ。
「物価の高騰で値段設定を引き上げるのは必須。おまけに、コロナで稼ぎが減った歌手たちも多く、その埋め合わせをするように中島美嘉や大塚愛まで、ディナーショーに参入して来た。ヒット曲がある歌手なら参入しやすいし、ファンにとっては年に1度の〝ご褒美〟として、大金でもチケットを買うだろう」(同)
とはいえ、チケットの売れ行きによっては、赤字になるリスクもありそうだが……。