そんなジャニー氏のように、どんな有名人がどれだけ多く寄付しているのか、公表されている金額からランキングで見ていこう。
第4位はズバリ、安室奈美恵さんだ。金額にしてこれまで8000万円以上。例えば、新潟中越地震に300万円、東日本大地震に5000万円寄付している。
「彼女が寄付した先は日本だけではありません。台湾公演の際には500万円を、さらに韓国公演では5000万ウォン(約500万円)を寄付し、身寄りのない子どもたちに寄付しています。ほかにも、スマトラ沖地震では1000万円、アメリカ同時多発テロの時は1200万円寄付したことも分かっています」(芸能ライター)
少女時代から母子家庭で育ち、お金のありがたみを肌で感じてきたであろう安室さん。だからこそ、恵まれない人に素直に分け与える精神がはぐくまれたのだろう。
続いては第3位。X JAPANのYOSHIKIで1億円以上。彼の寄付活動が活発化したのは、10年前の2010年7月に非営利公益法人「Yoshiki Foundatation America」を設立した前後から。
「彼の寄付は毎年のように行われています。例えば、2011年の東日本大震災の時には1千万円、2016年の熊本地震でも1千万円、2017年のアメリカ・ハリケーン被害で285万円、2018年の西日本豪雨で1千万円、2019年には京都アニメーション放火事件と千葉県台風被害でそれぞれ1千万円ずつ。ほかにも、慈善団体などにも寄付していますので1億円以上は行くでしょう」(芸能ライター)
2位は元ZOZO社長の前澤友作氏だ。これは20億円以上。
「昨年、千葉県を襲った豪雨に心を痛めた同県出身の前澤氏は、館山市にふるさと納税で20億円を寄付。ちなみに、熊本地震の時には、1000万円を振り込んだ振込受付書の写真を投稿し、批判されていました」(同)
そんな前澤氏を抜いて1位に立ったのが、俳優の杉良太郎。金額ははっきり言って不明だが、自らこの50年間で「自腹で数十億出してきた」と語っているところからみると、相当な額を投じていることがお分かりいただけよう。
「杉は、中国残留孤児に1億円を寄付したことがあるのですが、当時すでに寄付しすぎるあまり、家も会社も抵当に入っていたため、この身体を担保にして、銀行から1億円を借りたそうです。自分を担保にして銀行からお金を借り、寄付をした人間はいないでしょう」(同)
ちなみに、杉は東日本大震災の際、車両12台(20トントラック2台、タンクローリー車1台、冷蔵・冷凍車2台、車7台)に水2トン、男女下着類4000枚、歯みがきセット1万セット、入れ歯洗浄剤500個などを詰め込んで被災地に向かったという。「売名の何が悪い」という杉。お金を出さずに批判する一般人よりはるかに立派だ。