福山雅治演じる、変人だが天才的頭脳を持つ物理学者・湯川学が、難事件を解決していくさまを描き、柴咲コウ演じる湯川のバディ的刑事・内海薫役とは劇場版第1弾の「容疑者Xの献身」以来、14年ぶりにコンビを組んだ。
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気になる数字だが、土日2日間で動員28万1000人、興収4億0700万円を挙げ、初日と祝日を含む公開4日間の成績は、動員49万3000人、興収6億9600万円となった。
「公開が近づくにつれて、連日、福山がテレビに登場し番宣に奔走。その間に福岡でのキャンペーンもこなした。今作の主題歌は柴咲との音楽ユニット・KOH+の『ヒトツボシ』なので、同ユニットとして音楽番組への出演もこなした」(芸能記者)
その「ヒトツボシ」は、初週DL数1.4万DLを記録し、9月21日発表の最新「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」(集計期間9月12日~18日)で初登場1位を獲得。
また、「ガリレオ」の新作スペシャルドラマとして17日にフジテレビ系で放送された「ガリレオ 禁断の魔術」の平均世帯視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。同ドラマは「沈黙のパレード」で起こる事件の4年前に起きた事件を描いた完全新作。新木優子が福山の相棒の刑事役としてシリーズに初登場した。
「福山といえば、2015年に吹石一恵と結婚後、人気がダウンし続けていて、ドラマも映画も当たらず。今作で巻き返しを狙っていただけに、番宣にも力が入っていたがそれなりの数字は稼げたのでは」(同)
そこで、これまでの劇場版2作の公開初週の成績を振り返ってみたい。
第1作の「容疑者Xの献身」は08年10月4日に公開され、2日間の成績は、動員40万7200人、興収5億4400万円で最終的な興収は49.2億円。
第2作の「真夏の方程式」は2013年6月29日に公開され、2日間の成績は動員36万3451人、興収4億6499万2250円で最終的な興収は33.1億円。
前作超えは射程圏内のようだ。