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「危機を感じてます」人気洋画家も危惧、漫画のタバコシーン問題が表現規制の助長につながる?

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画像はイメージです

 9月6日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、漫画の表現規制の話題となった。番組では、『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』(ともに集英社)などの作品で知られる人気漫画家の森田まさのり氏がツイッターに「人を殺すシーンは描いていいけど、タバコを吸うシーンを描くと文句言う人がいる不思議」と書き込み、過去に女子高生の喫煙シーンが無断で修正されたケースを暴露した話題が取り上げられた。

 これを受け、元衆議院議員の金子恵美氏は「今ね禁煙とか、受動喫煙禁止という社会の風潮があるから、それに対して厳しく言われるのかもしれないですけど」と前置きしつつ、「ただ『助長するってことが良くない』っていう意味で言ったらあまり変わらないかなと」と持論を述べた。

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 喫煙を助長する表現を規制すれば、自由に漫画が描けなくなるわけで、今度は「漫画表現への規制が助長」されてしまうのではないかと金子氏は指摘した形だ。

 ネット上では「そこだけ消しても意味はないと思う」「何もかもやりすぎは良くないってことかね」といった声が聞かれた。

 また、ゲスト出演した人気洋画家の中島健太氏は「このまま行くと殺人シーンまでダメになりそうで、表現者サイドからすると若干危機を感じてますね」とコメント。これにも金子氏は「助長するってことになると全部そうなっちゃう」と表現の制約が強まってしまうのではないかと共感を寄せていた。

 このほか、中島氏は「表現の中である程度ダメさを描く必要」を強調し、「極端に倫理的なところを抑え付けるのはグレーゾーンがなくなっちゃう」と憂慮していた。

 これには、ネット上で「振れ幅が極端過ぎるっていうのはあると思う」「中島さんの現場の声、危機感は生々しいな」といった声が聞かれた。

記事内の引用について
森田まさのり氏のツイッターより https://twitter.com/hitmanmorita

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