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ビートたけし ネット規制の問題点に言及「法の整備が出来てないから許されている」

 22日放送されたテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」でビートたけしが、ネット規制の問題点について言及した。

 番組では、「ネットに規制は必要か!?」というテーマで大激論が交わされた。ネット規制不必要派として堀江貴文氏と2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏が参戦し、一方でネット規制必要派として自民党の松本文明衆議院議員、弁護士の紀藤正樹氏、評論家の古谷経衡氏が出演した。

 具体的な番組内容として、「犯罪動画」「殺人予告」「さらし行為」「誹謗中傷」などネットの問題点を、実際に起きた事件を交えて紹介した。

 番組冒頭で、たけしは「我々、芸人なんかはね見ると落ち込むから、絶対見ないようにしている。良いことを書いてあるはずがない」とネットを見ていないことを告白。また、「勝手に書くのはかまわないけど、飲み屋とかいろんなとこで、それをネタに話しかけられるのが辛くてさ」とネットの書き込みのせいで困っていることも明かした。

 議論の中で、紀藤弁護士は「インターネットの実名化」を提案。現在、2ちゃんねるなどの掲示板は匿名性となっているが、実名化することにより、「発言者の責任感が増し、ネット上のモラルが向上する」と主張した。具体的に犯罪やイジメ対しては、「有効な対策。数が圧倒的に減る」と断言。韓国では、ネットに書き込む際に実名のほかに、住民登録番号を明記し、本人確認を義務付けている。

 これに対して、ひろゆき氏は「韓国でも犯罪が減っていないので結局意味がない」と指摘。堀江氏も「馬鹿な奴は何やたって馬鹿するっていう。有効な対策にはなりえない」と反論した。

 ネット規制問題の総括としてたけしは、脱法ハーブの例を挙げつつ、「法の整備が出来てないから許されているのが、後おっかけになってるような…」と法律の問題と指摘していた。

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