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「何が問題かわからない」で炎上の福田達夫氏、総理辞任時の父の失言も話題に

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 自民党の福田達夫総務会長の発言が波紋を呼んでいる。旧統一教会と自民党の関係について「何が問題なのかよくわからない」といった発言を行い、批判が殺到。釈明文書を発表したが、こちらも要領を得ないものとなっている。

 福田氏はもともと失言を連発するようなタイプではなかったため、“迷言”が目立ってしまったと言えるだろう。今回の一件で思い起こさせるのが、実父である福田康夫元総理大臣の辞任会見時の一言だ。

 ​>>小沢一郎氏「『悪いのは騙される方』という宣言」自民議員の統一教会巡る発言を猛批判<<​​​

 2008年9月1日に在職期間1年ほどで辞任を発表した際、新聞記者から「総理の会見は他人事のように聞こえる」といった質問が出ると、福田元総理は逆ギレ気味に「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたと違うんです」と発言。これが大きな話題となった。

 実際の発言は「あなたと違うんです」であったが、「あなたとは違うんです」として広まった。このフレーズは、ブログや匿名掲示板の2ちゃんねるなどで取り上げられた。アスキーアートを用いたTシャツも作られた。未来検索ブラジルによる2008年のネット流行語大賞の年間大賞金賞を獲得している。

 さらに、本家の「流行語大賞」であるユーキャン新語・流行語大賞でもトップ10に入った。しかし、福田元総理自身は授賞式を辞退したと伝えられる。その際に残したコメント「花深く咲く処行跡なし」も注目を集めた。このフレーズは、大自然の中では人の足跡などすぐ消えてしまうといった意味を持つようだ。福田元総理の謙虚な人柄が窺えるエピソードだろう。

 もともと福田元総理は、失言のオンパレードとも言える森喜朗氏が総理大臣時代に官房長官を務めていた人物。森氏の失言の弁明を常に行い、フォローする立場にあった。そういうポジションの人物であったからこそ、珍しく感情を露わにした「あなたと違うんです」が注目を集めたのだろう。

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