Nintendo Switch用ゲームソフト「スーパー野田ゲーWORLD」は、中学生の頃からゲーム作りを行っていたというゲーム好きの野田がプロデュースする“野田ゲー”の新作ゲーム(7月28日発売)。今作ではオンライン対戦機能が付き、世界中で通信することが可能になっている。会見には相方の村上やゲーム好きの有名人として、田口尚平、ふぇぐ、keisuke3、きょうま、囲碁将棋、すゑひろがりず、ガーリィレコードが登壇。実際にゲーム対戦などを行って新作をアピールした。
野田は本ゲームが発売することについて、「びっくりするくらいてんやわんや。間に合わないんじゃないかって思っていたんです。でもようやく発売されました。今日発売できたことが嬉しいです」とホッとした表情。クラウドファンディングで資金を集めて発売にこぎつけた経緯などを紹介し、「4000万円以上集まって逆にプレッシャーでした。中途半端なゲームを作れないなって。前回はクソみたいなゲームだったので、さすがにあれみたいなのを作ると怒られるなって」とプレッシャーがあったことも明かす。
前作ではすゑひろがりずが100万円を出資したことが話題となったが、野田は今作では千鳥のノブが同じく100万円を出資してくれたことを明かす。「ノブさんのお子さんが『野田ゲー』がお好きだって聞いたので、高確率で出資してくれるだろうって、直談判しに行きました」と述べ、交渉の際に、ノブがすゑひろがりずに対抗意識を燃やして出資が成立したと紹介した。
会場では、マヂカルラブリーのネタをゲーム化した「みんなのつり革」ゲーム、従来の将棋ゲームの価値観を完全に覆す「将棋III」ゲーム、高橋名人の協力を元に作った連射技術を競う「The連射」ゲーム、村上が痩せないように村上にご飯を運ぶ「やせちゃうよ?」ゲームなどを登壇者と共にプレゼン。ほかにも「邪道バース」などがプレイされた。
野田は「これからどんどんいろんなバグが見つかると思います。ホームページに今やなつかしのBBS(電子掲示板)があるので、そこに書いてくれたら直します。そもそもこれはバグゲーでもあります。バグも楽しんでください」と呼びかけ。「昔やったことがある、懐かしいゲームを作りたかった。小中学校の時の夢が叶った気分。僕の中ではこれらのゲームはコント集のようなもの。松本人志さんの『ビジュアルバム』みたいなものです」と紹介していた。
(取材・文:名鹿祥史)