第77回は、暢子(黒島結菜)は、和彦(宮沢氷魚)との結婚を決めて、和彦の母・重子(鈴木保奈美)の家を2人で訪れた。重子は初対面の暢子に「結婚は許さない」と宣言し――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第77回で重子は、結婚に反対する理由について、「家柄、家の格が釣り合いません」と指摘。さらに、身辺調査をして比嘉家に借金があることも突き止めた上で、和彦に「大野愛さんとはどうして別れたの?」と突き付ける展開が描かれた。
「家の格を重視し、結婚したら女は家庭で夫を支える」という前時代的な人物に描かれた重子。しかし、ネット上からは「反対して当然!」「よく愛ちゃんのこと言ってくれた!」「真っ当なことしか言ってないわ」といった意外なほどの賛同の声が集まっているという。
「和彦と言えば、第70回で長年交際し、婚約までしていた愛(飯豊まりえ)に『全部なかったことにしてくれ』の一言で関係を終わらせようとし、さらにその足で暢子に告白。2人は第75回で両想いになったものの、そうした経緯もあり、朝ドラ史上最も嫌われているカップルと言われているほど。また、比嘉家にトラブルメーカーの長男・賢秀(竜星涼)がいることも事実。暢子も結婚の挨拶にも関わらず、サーターアンダギーを手土産として持参するという“沖縄愛”が描かれていましたが、視聴者には『非常識』としか受け取られませんでした」(ドラマライター)
ヒロインと恋人の結婚に反対する姑は、本来ならば視聴者からも敵認定されるもの。しかし、ネット上からは重子の言動について、「略奪愛、手土産にサーターアンダギー、兄がほぼ犯罪者だったら誰でも反対する」「きっちり調査された比嘉家の内情が酷過ぎて真っ当な言い分にしか聞こえない」「ただただスカっとしてしまった」という声が寄せられていた。
視聴者も反対していた暢子と和彦の関係。それだけに、制作意図とは全く逆の現象が起きてしまったようだ。