第75回は暢子(黒島結菜)たち兄妹は、沖縄のお盆・ウークイの夜に母・優子(仲間由紀恵)から過去の話を聞いた。母の話を受けて一夜が明けて、4人は思いを新たにしてそれぞれの人生の課題に向き合おうとする。そんな時、暢子の前に現れたのは――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第75回では、お互い想い合っていた暢子と和彦(宮沢氷魚)がとうとう結ばれるという展開に。しかし、視聴者からの評判は最悪。本作開始以来、最も炎上しているレベルだという。
実は、和彦は沖縄で遺骨収集を行っている嘉手刈(津嘉山正種)に取材するため、第72回で沖縄入り。第75回では沖縄の海で暢子と再会し、嘉手刈が遺骨収集を始めるきっかけの話を暢子に伝えることに。
沖縄戦の際、妻とともに逃げていた嘉手刈は、洞窟で親と死に別れた少女と出会い、無事に生き残れたら、その女の子を自分たちの子どもにすると決めたという。しかし、その時、激しい艦砲射撃に襲われ、必死に逃げるうちに「知らないうちにその女の子の手を離してしまったわけさ……」と射撃の激しさで少女を失ってしまったとのこと。終戦後に嘉手刈は少女を探し始め、それが遺骨収集活動に繋がったというエピソードだった。
「この話をした和彦は暢子の手を握り、『僕はこの手を、絶対に離したくない。嘉手刈さんの分まで』と口説き始め、前日に母と父の馴れ初めを聞いていた暢子も『うちも幸せになりたい』『うち、和彦くんのことが好き。和彦くん、うちと結婚してください』とプロポーズ。これを和彦も受け入れ、2人はキスをして抱き合うというハッピーエンドになりました」(ドラマライター)
この展開に、ネット上からは「恋愛の障壁と射撃を同じベクトルで扱うのどうなの?」「口説き文句の前振りに使われるべき話じゃない」「嘉手刈さんだって離したくて離したわけじゃないのに…」「人の戦争エピソードで口説くな」「重みが全然違う」というドン引きの声が集まっていた。
また、和彦が結婚を渋り続けた婚約者・愛(飯豊まりえ)との破局から数日しか経っていないことも、炎上の理由の1つとなっている。
朝ドラ史上、トップクラスの嫌われカップルとなりそうだ。