報道をまとめると、生稲氏陣営が問題視する発言があったのは、10日に放送されたテレビ東京系選挙特番「池上彰の参院選ライブ」。
同番組内で池上氏は、事前に生稲氏へ同番組の出演をオファーしたものの、「この番組だけでなく、全てのテレビ局のインタビューに応じてはいただけないという結果になってしまいました」と告白。
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また、同局の記者は生稲氏陣営に取材したところ、匿名を条件に「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」と返答があったことを明かしていた。
同事務所は、11日に抗議文を発表。同番組のプロデューサーと池上氏に対し、「貴社報道番組『池上彰の参院選ライブ』内において、生稲晃子およびその関係者の社会的信用と名誉を著しく棄損する、誤った内容の放送がなされたことについて強く抗議します」と主張。
そのうえで、「個人を貶めるために事実と異なることを放送した、株式会社テレビ東京並びに池上氏には、謝罪と訂正を求めます」とした。
「以前、池上氏の番組といえば、政治家とのバチバチのやりとりや、他局とは違った番組編成で注目されたが、それも影を潜め、仕方ないのかとっておきの裏情報を出したところ、抗議を受けるハメになってしまった。視聴者の信頼はガタ落ちだろう」(テレビ局関係者)
生稲陣営によると、生放送の対応については熟知している、陣営の広報を務めた元テレビ朝日アナウンサーで東京都議の川松真一朗氏の指摘もあり、生出演を断ったというのだが……
「生出演しても、きっちり受け答えができるはずがなかったので、妥当な判断だろうが、当選して早々、トラブルを抱えるとは、自民にとっても誤算だったのでは」(永田町関係者)
テレ東の対応が注目される。