第10話は、急に産気づいてしまった佐都(土屋太鳳)は、そのまま深山家のリビングで無事に女の子を出産。その後、佐都は赤ちゃんとともに病院に移り、健太(松下洸平)らに囲まれ、幸せな時間を過ごす。しかし、深山家に戻ると、圭一(石橋凌)は赤ちゃんの顔を見ることなく、早く次に男の子を産めと命令し――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第10話では、子どもの性別を巡り、健太と圭一が喧嘩に。もみ合いになった結果、健太は頭を強打。それをきっかけに、第8話で起きた落下事故の後遺症が引き起り、大学生より後の記憶を失ってしまうという記憶喪失展開になった。
記憶が失われた健太は、佐都によそよそしくなってしまう。そんな中、圭一から改めて跡継ぎの大切さを吹き込まれ、授乳のために性別産み分けサプリを飲もうとしない佐都と喧嘩に。すれ違った結果、佐都は深山家を出ていくことになった。
「金持ちと庶民の格差恋愛と言えば、言わずと知れた人気ドラマ『花より男子』(TBS系)が有名ですが、実は『花男2(リターンズ)』でも最終回間近に道明寺(松本潤)が記憶喪失になり、つくし(井上真央)を忘れてしまうという展開があります。ただでさえ、格差恋愛、それによる障害の多さというテーマが被っていましたが、ネットからは『花男かよ!』『完全に花男』『まんまじゃん』『もはやパクリ隠さないのか?』というツッコミが集まっていました」(ドラマライター)
また、この展開がブーイングを集めているのには他の理由もあるという。
「本作はこやまゆかりによる同名漫画が原作ですが、原作はまだ連載中。その原作には健太が記憶喪失になるという展開はなく、ドラマオリジナルとなっています。大幅に原作を改変し、ネタドラマと化していた本作ですが、別のドラマに寄せるための改変にはさすがに疑問を抱いた視聴者が多かった様子。ネットからは『改悪じゃん』『面白ネタドラマが一気に安っぽくなった』『わざわざパクリドラマにするってどうなの?』という声が寄せられています」(同)
公式SNSには次週の最終回に期待の声も寄せられている同作。他のドラマを彷彿とさせる原作改変に、多くの視聴者が疑問を抱いたようだった。