第8話は、深山佐都(土屋太鳳)は健太(松下洸平)との子どもを身ごもる。二人から報告を聞いた圭一(石橋凌)は喜ぶが、彼にはある思惑があった。それは、健太と秘書の立花泉(佐々木希)を結婚させ、佐都を深山家から追い出すこと。計略は実行に移され、泉も健太に積極的なアプローチを開始し――というストーリーが描かれた。
>>『やんごとなき一族』佐々木希のセリフに「嫌がらせ?」同情の声 不倫騒動彷彿させる演出か<<
※以下、ネタバレあり。
第8話では、“完璧”を求める父親・隆(篠井英介)からの要求に耐え切れなくなった泉が、ビルの屋上に健太を呼び出し、飛び降り心中を求めるという衝撃展開に。手錠で自身の手と健太の手を結んで泉は自殺を図ったが、二人は運よく命に別条はなく、全身打撲程度という結果。
最後には、病室で「もう何もかもどうでもいい。私が死のうが生きようが誰も気にしない」と投げやりになった泉に、佐都が「ちゃんと自分のしたことと向き合って」「人は何度でもやり直せる」と説教したことで泉は覚醒。父親と決別し、最後に佐都と健太の元に改めて現れ、「今までのこと本当にごめんなさい。さようなら。お元気で」と謝って去っていくという展開だったが――。
「しかし、泉の行動は『ごめんなさい』で済むようなものではなく、明らかに傷害もしくは殺人未遂。警察に自首をするでもなく、捜査も受けるわけでもなく、ただ謝って去っていく泉に、視聴者からは『逮捕案件だろ』『ごめんなさいじゃ済まない』『殺人未遂なのにフェードアウト?』『病院も通報しないの?』『犯罪者なのにおかしい』と困惑の声が集まっていました。最後で泉の父は環境大臣を辞職することが明らかになりましたが、それはあくまでこれまでのパワハラが週刊誌に報じられたことが原因。泉自身お咎めなしに視聴者は困惑していました」(ドラマライター)
また、そもそも屋上から飛び降り、そのあとピンピンしている健太と泉にもツッコミが集まっていた。
「作中では、結構な高さから二人が飛び降り、泉は手術も受けたようですが、最後には普通に歩くなど、後遺症もない様子。もともと視聴者のツッコミありきのネタドラマとは言え、あまりの現実感のなさに、ネットからは『ついていけない』『さすがに無理あるよ』『ちょっとは現実に近づけよう』という声もありました」(同)
もはやファンタジー並みに、現実感がなくなっているようだ。