男は29日午後8時半過ぎ、JR直方駅の改札を訪れた際、切符の取り扱いを巡り、JR九州所属の駅員とトラブルになる。その様子を見た17歳の男子高校生が仲裁に入ると、男は激昂した模様で、男子高校生の胸ぐらをつかんだ上に顔を殴った。
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その後、男は通報を受けて駆けつけた警察官に傷害の疑いで現行犯逮捕される。殴られた男子高校生は唇を切るなどの軽傷を負った。警察の取り調べに対し、男は「胸ぐらをつかんで引き寄せただけ」と容疑を否認しているという。なお、男は当時酒に酔っていた可能性が高いとのことだ。揉め事の仲裁に入った勇気ある若者を殴った男の行動は、極めて情けないと言わざるを得ない。
男の行動に、ネット上では「仲裁に入った人を殴るなんてあり得ない。この男は常識もモラルも欠落している。許せない」「胸ぐらをつかんで引き寄せたことは覚えているのに、殴ったことは忘れたのか? 証人もいて防犯カメラもあるだろうに、往生際が悪い」「恥ずかしい。無知なくせに威張りまくって若者に迷惑をかける。害悪だね」「反省をしていない。厳しく裁かれるとともに、会社も解雇にするべきだ」と怒りの声が相次ぐ。
一方で、高校生の行動には「よく勇気を出して助けに行った」「勇敢な行動に拍手」という声と、「結局仲裁に入っても自分に火の粉が降りかかる。通報で良かったのでは」「ちょっと危険な気がする。宇都宮の事件もそうだけれど、高校生に注意されるとおじさん連中は逆上する」などの指摘で賛否両論となっていた。