警察によると4月1日、北見市に住む90代の女性宅に、防犯協会を名乗る男から「あなたの個人情報が漏れて、あなたの名義で商品を買った人がいる。このままだと刑事事件になる。保険が利くので先に800万円を払ってください」などと連絡が入った。
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女性には、この後も複数回連絡が入った模様で、詐欺師の要求を信じてしまい、ダンボール箱に800万円を入れ、指定された住所に宅配便で送ってしまった。さらに3日後にも、金銭を要求する電話を受けた女性が金融機関で300万円を下ろそうとしたところを不審に思った職員が発見し、警察に通報。事態が発覚した。現在のところ、容疑者についての情報の有無などについてはわかっていない。
北海道では、14日に札幌市で現金1800万円、15日にも江別市で現金250万円がだまし取られている。いずれも高齢者を狙った手口で、「見に覚えがない請求には簡単に応じず、警察に相談してほしい」と北海道警が注意を呼びかけている状況だ。
危機的状況に、ネット上では「70歳を超えると危険。自動車運転や基本的モラルなど、あらゆる判断能力が落ちてくる。何らかの対策が必要だけど、行政側もおじいさんばかりで話にならない」「ネットでは詐欺情報が毎日のように出ているけれど、テレビは殆どやっていない。高齢者はテレビを信じ込んでいる人が圧倒的なんだから、テレビもくだらないバラエティなんかやらずに、詐欺の事例などを呼びかけてほしい」と現状を憂う声が上がっていた。