昭和~平成初期のワイドショーでは危機管理への意識の薄さもあり、女性のアナウンサーが牧場ロケで馬に乗って振り落とされそうになり、スタジオの司会者が笑うシーンなどがよく放送された。
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現在ではタレントのけがを防ぐため、動物関係の危険シーンにお目にかかる機会はかなり少なくなった。だが令和時代に入ってすぐ、人気タレントが落馬して負傷するハプニングがあった。
2019(令和元)年5月28日、日本テレビ系のバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』の人気企画「ゴチになります!」のロケVTRで、ナインティナインの矢部浩之がポニーに乗っていたところ落ちる事件があった。
当時、矢部は「ゴチになります!」をクビになっており、ロケ企画「ヤベチャンマン」しか出番がなかった。
高級食材を探すため北海道の牧場でロケを行っていた矢部。企画スタート当初は渋々ロケを続けていた矢部だったが、半年間のロケで慣れてきたのか、この頃には笑顔を見せながらロケに取り組むようになっていた。
矢部は牧場で飼われているポニーの背中に乗り登場。「ヤベチャンマンがポニーに乗って……」と言いかけた時、突然ポニーが大きく暴れてしまい矢部は地面にたたきつけられてしまった。さらに運 の悪いことに、ポニーは矢部の体の上にのしかかってしまったのだ。
急いでポニーから脱出した矢部だったが、左足を引きずりながら歩く痛々しい姿がオンエアされた。
矢部のけがを心配したスタッフは急きょロケを中止。病院へ連れていった。
一歩間違えれば大けがにもつながる事故だったが、矢部にけがはなかった。翌日も無事にロケが行われたが、人気タレントが落馬するという近年まれに見る衝撃映像を目にしたネットユーザーは驚いていた。