マクブルームがアクシデントに襲われたのは、「4-2」と広島2点リードの7回裏。2点を追加しなおも無死一、三塁の場面でマクブルームが打席に入ったが、巨人4番手・ビエイラが3球目に投じた151キロストレートが頭部へ向かう。マクブルームは頭をかがめ避けようとしたがボールは側頭部に直撃し、衝撃からか着用していたヘルメットも脱げ大きく地面で跳ねた。
直撃後のマクブルームは三塁ベンチ方向へ小走りした後に一塁へ向かおうとしたが、駆け付けたコーチ陣やトレーナーらに制止され、付き添われたままベンチに下がるとそのまま途中交代。ビエイラに危険球退場が宣告され試合は再開されたが、試合後の報道ではマクブルームは交代後向かった病院で「頭部打撲」と診断され、8日以降の出場可否は当日の状況次第と伝えられた。
>>広島・小園、同期選手との差は広がるばかり? 転換期を迎えるチームの「顔」へ視界良好か<<
このアクシデントを受け、ネット上には「モロにぶつけられたようにしか見えなかったけどよく打撲だけで済んだな」、「骨折とかはもちろん、脳震とうすら起こしてないのは頑丈すぎる」と驚く声が寄せられた。一方、「仮に試合出れそうでも、藤浪が登板する明日だけは絶対試合出るな」、「軽傷で何よりだけど、8日については問答無用でベンチ外にすべきでは」と8日の欠場を強く求めるコメントも多数見られた。
「広島は8日から阪神との3連戦が予定されていますが、同日の阪神予告先発は長らく制球難に苦しんでいる藤浪晋太郎。今季も3月25日・ヤクルト戦で山田哲人に投じたカットボールが顔面に向かうようにすっぽ抜け、山田がのけぞって避けようとするも右肩付近への死球になる一幕がありました。これもあり、マクブルームが8日の試合でも藤浪から頭部死球を受けてしまう展開を危惧しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
今季、阪神戦で打率「.455」と好相性を発揮しているマクブルーム。ただ、2日連続頭部死球のリスク回避を最優先とすべきと考えているファンも少なくないようだ。なお、佐々岡真司監督ら首脳陣も同様の考えだったのか、マクブルームは8日の試合ではベンチ外となっている。
文 / 柴田雅人