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ソフトB、秋山の獲得浮上に「獲らないで」歓迎されないワケは 実績十分も長期的に見ればデメリット?

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秋山翔吾

 6日にシンシナティ・レッズを自由契約となり、今後の去就に注目が集まっているプロ12年目・33歳の秋山翔吾。ソフトバンクが獲得調査に動いていると7日、複数メディアが報じた。

 報道によると、チームは栗原陵矢(左膝前十字靭帯断裂/3月31日に抹消)、柳田悠岐(左肩腱板炎/4月7日に抹消)と外野レギュラーに故障者が相次いでいる状況から、補強ポイントに合致する選手として秋山に注目。NPB復帰を選択した場合に備えて調査を行っているといい、三笠杉彦取締役GMが「コメントすることはありませんが、状況は見守っています」と関心を抱いている旨を口にしたことも伝えられている。

 秋山はこれまで西武(2011-2019)、レッズ(2020-2021)でプレーし、昨季までに日米通算で「1349試合・.296・116本・534打点」をマークしている外野手。西武時代は絶対的主力として、首位打者1回(2017)、最多安打4回(2015,2017-2019)、ゴールデングラブ賞6回(2013,2015-2019)と攻守で抜群の実績を収めている。

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 秋山の獲得調査報道を受け、ネット上には「レギュラー2人怪我して厳しい状況だけど、秋山が来てくれるなら一気に弱点が無くなる」、「西武も獲得調査に動いてるらしいが、獲れる可能性があるならぜひ獲りに行ってほしい」と賛同の声が寄せられた。一方、「枠潰された育成選手が腐りかねないからできれば獲らないでほしい」、「今抱えてる戦力をないがしろにしてまで秋山を狙いにいってほしくはない」と否定的な意見も多数見られた。

 「ソフトバンクは支配下67名(全70枠)で今季開幕を迎えていますが、7日に育成選手を1名支配下昇格させており現在は68名。ここに秋山が加わると仮定すると、支配下枠の残りは1枠となります。支配下枠は緊急補強用に最低でも1枠は空けておくことが一般的なので、69枠になるとトレードなどで枠が空かない限り、今季中に他の育成選手が支配下に昇格する可能性は実質消滅という形になります。このことから、秋山獲得は育成選手の可能性を狭めることになると反対しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
 
 柳田、栗原の離脱でレギュラーが2枠空いたが、柳町達(打率.444)、野村勇(2盗塁)と穴を埋めそうな外野手がいないわけではないソフトバンク。外部補強するべきか、それとも現有戦力を活かす方向で戦うべきかはファンの間でも意見が割れているようだ。

文 / 柴田雅人

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