『トリガーニュース』は、世界で発生した事件・事故の意外過ぎるトリガー(きっかけ)を紹介するバラエティ番組で、今回の放送が第1回目となる。
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内容は実際の映像や再現VTRなどを踏まえ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳以下、スタジオゲストの小倉優子、柴田英嗣(アンタッチャブル)、とにかく明るい安村、ゆうちゃみらがリアクションしていくというもの。
番組で紹介された事件・事故は、1989年に起きた「ベルリンの壁崩壊」、2010年に発生した「キャセイパシフィック航空780便事故」、2017年に発生した「米国・アリゾナ州山火事」、2020年に発生した「わかしお座礁石油流出事故」など世界的に有名なものを中心に構成。番組では、その裏に隠された「まさかのトリガー」を多数紹介した。
だが、実在の重大事件を扱っている一方、スタジオにいるタレントやスタッフの緊張感はなかったようで、「わかしお座礁石油流出事故」では「(一部報道では否定されているが)船長がWi-Fiを繋げるため航路を変更した事が事故に繋がった」と紹介された際には、出演者のほとんどが手を叩いて笑っていたが、「わかしお座礁石油流出事故」は負傷者こそいなかったものの事故により、重油約1000トンが漏れ出し重大な環境汚染に繋がり、現在も解決に至っていない事は広く知られている。
そのため、ネットでは「これは笑い事にして良い話じゃないだろ」「不謹慎すぎる」「馬鹿笑いしすぎ」「見る気失せた」といった声が相次いでいた。
また、制作スタッフ側もバラエティ色を強くするためか、お笑いトリオのジャングルポケットを起用した再現コントや、出演者や視聴者を騙すために、わざとミスリードさせる「NOTトリガー」を頻繁に挿入するなどの「おふざけノリ」が視聴者に不評だったようだ。
番組としては軽いノリのバラエティをめざしたのかもしれないが、実在の事故や事件を扱っている以上、もう少しシリアスにする必要はあったのではないだろうか?