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偽造不可能なデジタルデータNFTが注目を集める中、この日発表された「META ALL-STARS」はアスリートに特化したサービスを行う。イベントではレスリー・キーによるNFT生ライブシューティングも実施され、撮影されたデータを新庄監督がその場でセレクトして発売するパフォーマンスも行われた。
新庄監督はレスリー・キーとのライブ撮影を終えると、「いろんな人と写真を撮ったけど、これだけの照明であの写真はなかなか撮れない。すごい」と手際の良さに感心しきり。「楽しかったです。ここ最近でも一番楽しかった体験。(楽しくて)開幕戦があるの忘れてたくらい」とジョークも飛ばす。
レスリー・キーは世界の有名人を撮影するなど国際規模の活躍をするが、メジャー出身の自身との共通項を問われると、新庄監督は「僕は世界で活躍してない。アメリカに行っただけ。レベルが違います。(レスリー・キーに)でかいことは言えない」と謙遜する。「メジャー1年目にメッツで4番を打ったことはありますよ。でも活躍はしていないです」と話す。そんな新庄監督にレスリー・キーは「ヌードを撮りたい」とリクエストしたが、新庄監督は「鍛えないと……」と照れ笑い。
撮られた写真の一枚は1000万円で販売されるというが、メジャーリーグで活躍する大谷翔平が同じく1000万円でNFTを販売していた実績があることを聞かされると、新庄監督は「大谷君で1000万円?じゃあ僕のは300万円くらいで」とニヤニヤ。「今回、札幌の開幕戦でやる僕の前代未聞のイベントの絵もぜひ使ってほしい」と懇願し、「間違いなく3000万円くらい付けてもいいかなというくらいのイベントをしますので」とちゃっかり開幕戦もアピールしていた。
監督業については「替えの効かないもの」であると言い、「もうずっとやりたいくらい」と手応えを感じている様子。開幕を3日後に控えるも「開幕どうこうという意識はなく、キャンプからオープン戦にかけてやってきたことをそのまま続けていくというのはブレないところ。メラメラと闘志を燃やしている選手が試合でドカンと結果を叩き出してくれたら」と選手たちに期待を寄せ、「いい雰囲気作りをして毎回戦っていきたい。技術より、メンタル面を大事に。点数を取らせない超守りの野球をやっていけたらと思います」と意気込んでいた。
(取材・文:名鹿祥史)