問題となっているのは、「1-0」と巨人1点リードで迎えた5回裏に見せた表情。この日先発を務め4回まで「無失点・被安打2」と好投していた堀田は、勝利投手の権利がかかる5回も続投。先頭・高橋周平を二ゴロに打ち取り幸先よく1アウトを奪ったが、続く阿部寿樹には背中に死球を与えた。
死球後、マウンドには目を向けずに一塁に歩き出した阿部に向かい、堀田は帽子を取りながら頭を下げ謝罪。この直後、中継カメラには堀田の表情がアップで映し出されたが、堀田は苦笑いのような表情を浮かべながら帽子をかぶり直していた。
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この堀田の表情を受け、ネット上には「死球当てといてヘラヘラするのは不快、反省の色が見えない」、「当てたこと自体はまあ仕方ないが、その後に笑みを見せられるとめちゃくちゃ腹立つ」と怒りの声が相次いだ。一方、「これ吉川がぶつけられたことへの報復死球なんじゃないか」、「そんなことは無いんだろうけど、直前に同僚が死球当てられてるからどうしても報復ではって邪推してしまう」と報復死球ではないかという見方も多数みられた。
「4回表1死の場面では、中日先発・松葉貴大が巨人・吉川尚輝に対し背中に死球を与えています。松葉は神妙な表情を浮かべながら帽子を取って吉川に頭を下げ、吉川も特に大事には至らずそのままプレーを続行しました。この死球の直後に堀田がほぼ同じような内容の死球を与えたことから、吉川が当てられたことへの報復死球ではと疑っているファンも少なからずいるようです。ただ、松葉の死球は負傷にはつながっておらず本人もしっかり謝罪しているため、報復を仕掛けるレベルなのかと言われると疑問もありますが…」(野球ライター)
試合後、阿部への死球についてのコメントは特に伝えられていない堀田。阿部に死球を与えた真相は不明だが、多くのファンをざわつかせたことだけは確かなようだ。
文 / 柴田雅人