しかし、赤坂と言えば都心の一等地。議員宿舎の間取りは3LDKであり、周辺で同レベルの物件を借りようと思えば、家賃50万円は下らない。さらに、宿舎は家具付きのほか、食堂、会議室、地下駐車場があり、医務室まで揃えている。民間の相場からすれば家賃だけでも4分の1、設備を踏まえればそれ以上の破格の待遇だと言えるだろう。
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過去には、この「安さ」が議員から批判されたこともある。松島みどり衆議院議員は2012年のツイッターで「赤坂議員宿舎(3LDK80平方m)、家賃が8000円下がって8万4291円とは呆れる。相場の5分の1か。「『消費増税の前に身を切る改革』と言っているのに、与野党とも恥ずかしくないのか。23区内居住者は入れない規則なので私は無縁だったが、これほど職住接近で広い『社宅』は必要ない」と猛批判。だが14年に法務大臣に就任すると、警備上の問題などを挙げて入居したことで、過去ツイートが蒸し返され、「恥ずかしくないのか」「立場が変われば全てをころっと変える」とブーメラン的批判を集めてしまった。
また、議員宿舎には議員本人とその家族、秘書以外の部外者をみだりに出入りさせてはいけない厳密なルールがある。しかし、無関係の女性の出入りがスキャンダルとして報じられた議員は少なくない。元衆議院議員の杉村太蔵氏も、バラエティ番組などで「本気で愛していれば大丈夫と思い、女性を泊めた」経験を暴露している。何人かが泊まったようだが、そのうちの一人は後に妻となったようなので、さすがにこの話は“時効”でも良いかもしれない。
記事内の引用について
松島みどり氏のツイッターより https://twitter.com/matusimamidori