アメリカで、とある女性が遺体で見つかった事件で、女性を殺害したとして起訴されていたフィアンセの男に対し、ミズーリ州コール郡巡回裁判所が終身刑を言い渡したと海外ニュースサイト『abc news』『Daily Mail』などが1月7日までに報じた。
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報道によると2018年4月27日夜、同州モンロー郡の細い砂利道で、女性が遺体で発見されたという。通行人が警察に通報。女性は自分の車の外に倒れており、後頭部を銃で撃ち抜かれていたという。警察が駆け付けたが女性の死亡が確認された。
女性の身元はすぐに判明、同州モーブリーの刑務所で働く当時35歳の女性Aだ。Aは結婚式を2日後に控えた花嫁だ。捜査を開始した警察はAの結婚相手で、フィアンセの当時51歳男の家を訪ね、事情聴取した。Aと男は、同じ刑務所で働く同僚だという。Aの職種は不明だが、男は刑務官だ。2人は7年交際したのち、結婚を決め、2日後にホテルで挙式する予定だった。
捜査関係者によると、男はAと結婚予定であったが、「既婚者」であることがすぐに分かったという。男には23年連れ添った妻がおり、男の家で一緒に暮らしていたそうだ。男と妻の間には娘と息子(ともに年齢不明)もいる。男は、Aとの「浮気」自体は認めたが、Aを殺していないと主張。警察は任意同行を求め、男の身柄を拘束した。なお男の妻は浮気に全く気付いておらず、驚いた様子だったそうだ。
捜査関係者によると、警察は当初から男を容疑者としてマーク。Aの遺体が発見された場所には、Aの車ではない別のタイヤ痕が残っていた。後日、このタイヤ痕が、男の所有する車のタイヤと一致したことが分かった。なお、女性を撃った銃は見つかっていないとみられる。
Aの家族によると、男は独身を装っていたそうだ。男は離婚歴はあるが、元妻とは死別していると説明していた。男とAは、事件の2日前に婚姻届をもらいに2人で役所を訪れている。さらにAの携帯には事件前日、男の妻の名前を入力し、妻の死亡記事を検索した履歴が残っていたそうで、Aは男の説明に疑いを持ったのか、確認をしていたとみられる。
警察は、男のウソがAにばれてしまったため、Aを銃で撃って殺害したと結論付け、男を殺人罪で逮捕・起訴したそうだ。男は一貫して容疑を否認している。なお、男が逮捕された2週間後に23年連れ添った妻は離婚を申請している。
複数回の審理が開かれたのち2021年7月、同州の巡回裁判所は第一級殺人罪で男に終身刑を言い渡したという。男は判決を不服として、控訴したそうだ。裁判は現在も続いているという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「同僚同士なら、双方の婚姻事情も分かりそうなものだが」「7年間も浮気がバレなかったのはすごい。方法を教えてほしい」「いずれバレるウソなのに。婚姻届けして、結婚式までやろうとする男の気持ちが分からない」「しょせん、男にとってAは遊び相手だっただけの話。何も殺さなくても」「恋は盲目。男のウソを信じ続けた女にも落ち度はありそうだ」などの声が上がった。
浮気をした挙句、浮気相手を殺害して証拠隠滅を図ろうとするなど、身勝手極まりない犯行だ。反省の様子もなく、判決は妥当なものだろう。
記事内の引用について
Bride murdered 2 days before wedding reveals groom's secret double life(abc news)より
https://abcnews.go.com/US/brides-murder-days-wedding-reveals-grooms-secret-double/story?id=81650333
Mom-of-two discovered corrections officer husband of 23 years was living a double life when he was arrested for MURDERING his secret fiancée - just three days before he was planning to marry her(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/femail/article-10378949/Woman-discovers-husband-23-years-living-double-life-arrested-murdering-secret-fianc-e.html