イスラエル・ヨルダン川西岸地区で、結婚式に参加していた女性の背中に流れ弾が命中したことが、3カ月後に受けた病院の検査で発覚したと、海外ニュースサイト『Daily Star』『Jewish News Syndicate』などが、1月18日までに報じた。
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記事によると2021年10月、とある女性(年齢非公表)は、同地区のワイナリーで開かれた友人の結婚式に参加したという。式の最中、女性は背中に突然、衝撃を受けたという。肩から足にかけて鋭い痛みが走ったそうだ。女性は当初、ぎっくり背中が発生し、肉離れが起こったと思ったという。
女性は手で腰付近を触るとドレスは無傷で、手には血が付いたが、小さな引っかき傷がある程度であった。女性は何かが背中に当たったのかと思い、友人らに周辺を確認してもらったが、何も落ちていなかった。女性はしばらく休憩した後、背中に痛みを感じたためイスに座ったまま式に参加したそうだ。
その後も背中の違和感と、痛みはなくならなかったという。結婚式から3カ月後、女性は病院へ。CT検査を受けたところ、女性の背骨近くに金属片が映っていた。すぐに摘出手術が行われ、金属片は5.56ミリの銃弾であることがわかった。手術は無事成功し、銃弾は取り除かれたそうだ。女性に後遺症は残らない見込みだが、今でも首や背中が痛むことがあるという。
医師によると、どちらの方向でも、あと数センチずれていたら、命の危険があったという。女性は警察に届け出たが、結婚式当日、付近で銃撃事件は発生していない模様。何者かが発射した流れ弾が、女性に当たったとみられるそうだ。女性は、「助かったのは奇跡だと思う。映画のような出来事が私にも起こった」と各社の取材に対し、語っているという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では、「結婚式に参加しただけで、流れ弾が飛んでくる環境が恐ろしい」「ヨルダン川西域か。妙に納得」「女性は幸運だったのか、不運だったのかよく分からない」「ブーケトスの代わりが銃弾だった」「結婚式の参加者は他に被害なしなら、女性は誰かに狙われていたのかも」「銃で撃たれると、ぎっくり腰の痛みなのか」「銃で撃たれたら、分かりそうなものだけど」などの声が上がった。
痛みの感覚は人によって違うとは言われるが、銃弾が当たっても、後遺症もなく無事だったことは奇跡に近い。女性は運がよかったと言えるだろう。
記事内の引用について
Woman who thought she'd pulled muscle finds bullet in her spine 3 months later(Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/woman-who-thought-shed-pulled-25976397
Doctors find bullet in woman’s back three months after she felt ‘crazy pain’ at Samaria wedding(Jewish News Syndicate)より
https://www.jns.org/doctors-find-bullet-in-womans-back-three-months-after-she-felt-crazy-pain-at-samaria-wedding/