娘を目的にシングルマザーに近づいた保育士の男～本当にあった怖い彼氏～

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堀之内咲(仮名・33歳)

　数年前付き合っていた保育士の彼氏の話です。わたしはバツイチ子持ちで、一人の娘がいます。朝から夕方まで働いていたため、娘は保育園に預けていたのですが、彼はそこの保育士さんでした。彼はとても親身になってくれて、話を聞いてくれるだけでなく、こっそり娘にお菓子やおもちゃを買ってくれたこともあります。わたしがシングルマザーなので、気にかけてくれているんだなと思っていました。

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　保育園に通い始めて数か月が経った頃、休日に彼がわたしの家に来ました。近くに用事があったらしく、ついでにお菓子を買ってきてくれたのです。そのまま、家に招きお茶をしたのですが、その出来事がきっかけでわたしたちは急接近し、交際することに。

　彼は保育士さんなので、娘の扱いがとてもうまく、あっという間に娘も彼のことが大好きになりました。わたしは、優しくて娘を可愛がってくれる彼と再婚出来たら幸せだなと思っていました。しかしある日、彼がとんでもない男だということを知ることになります。

　その日、いつものように彼が私の家に来ていました。わたしは午前中に美容室を予約していたので、彼に娘を任せて出かけたのです。しかし、途中でスマホを忘れたことに気付き、急いで取りに帰りました。娘がお昼寝しているかもしれないと思い、そっとリビングのドアを開けると、ソファの上に彼と娘が座っていました。たったそれだけの光景でした。でも、彼の娘を見る目つきや、肩に置いた手、娘の困った表情を見て、違和感を覚えました。

　その証拠に、すぐに娘の元に駆け寄ると、彼は焦ったように娘から離れたのです。やましいことがないなら、何も慌てる必要はありませんよね。彼は娘を目的にわたし達に近づいたのだと思います。結局、娘には何もされずに済みましたが、すぐに別の保育園に移り、彼とは一切の連絡を絶ちました。また、交際していたことがバレてもいいから、他の被害者を出さないためにも保育園に連絡を入れました。彼はすぐに解雇となったようです。本当に最低な男でしたし、それを見抜けなかった自分が情けないです。

写真・Helgi Halldórsson