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ぱんちゃん璃奈、半年ぶりのリングに「今回は新しい得意技を出していきたい」ベルト獲りは「当たり前」

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ぱんちゃん璃奈

 3.12『KNOCK OUT 2022 vol.2』東京・後楽園ホール大会で行われる「初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座決定戦/3分3R・延長1R」で、喜多村美紀と対戦するぱんちゃん璃奈が意気込みを語った。この試合は1月に予定されていたがコロナの影響でスライドしたもので、ぱんちゃんにとっては昨年9月のRIZIN参戦以来半年ぶりのリングとなる。

 「去年ももっと試合をするつもりが、ケガがあってできなかったのもあったし、決まりかけていた試合も流れたりして、試合が飛んでいたので、『すぐにでも試合がしたい』ということで1月に組んでもらっていたんですけど、それも自分のケガというわけじゃなくて、コロナでダメになったというのがショックでしたね。練習ができないんですよね。あと、タイトルマッチを流してしまったこともあるし、強い選手といっぱい戦いたかったので、ここでまた足止めを食らったなという感じでした。ホントに試合ができないなという感じで。でも、やっとできるのでうれしいです。普段の練習では女子と当たることもないので、そこも楽しみで」とぱんちゃんにとって、練習でさえ女子と対戦できないどころか、コロナ禍とあって、練習機会が減ってしまったのが痛かったようだが、今大会の一戦はかなり楽しみにしている様子。

 喜多村戦に向けて「得意技ができた」そうで、「今まで試合で出していなかった技がこの半年で伸びて、2か月前だったら『出すだけになっちゃうな』と思ったんですけど、今は十分効かせられるようになったので、今回はその技を出していきたいなと思います。今までに出したことがないので、対策もできないでしょうから。私、前蹴りのイメージが強いと思うんですけど、前蹴りって意外とそこまで出してないんですよね(笑)。出した前蹴りがほぼ、9割ぐらい当たってるというだけで、数で言うと意外とジャブやロー、ストレートの方が出してるんですよ。でも、デビュー戦の時とかの印象で完全に前蹴りのイメージの方が強いんですけど。だから、この技で一気にイメージが変わるかは分からないですけど、ただ、長い距離、中間距離、接近戦と、どこにおいてもいい動きができると思ってますね。心配してることは何もないです。ケガに気をつけようと思ってるぐらいです」と笑みを浮かべた。

 最後に「(ベルトを獲ることは)当たり前だと思っているので、ベルトには固執していません。それよりは、自分が練習してきたことを出すということに固執しています。そこが一番ですね。勝つというよりは、リングの上で自分を褒められる試合をしたいし、応援してくださっている方々にも『成長したな』と言ってもらいたいです。そうみんなに思ってもらえるような試合をしたいです。いい試合をしたいという気持ちが一番で、それに対してベルトがついてくるという感じですね」と述べたぱんちゃん。笑顔でリングを躍動する姿に期待したい。

(どら増田 / 写真・©︎KNOCKOUT)

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