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“功労者”ばかりいなくなる? フジ、早期退職希望者は予定より少人数か

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 フジテレビで22年続いた人気番組「めちゃ×2イケてるッ!」の生みの親で、数々の人気バラエティー番組を手掛けてきたプロデューサーの片岡飛鳥氏が同局を退社し、今後は制作会社を立ち上げ、映像制作に関わっていくことを、一部スポーツ紙が報じた。

 記事によると、片岡氏は現在は局長職として後進の育成や番組の立ち上げなどに関わっているが、フジが1月から募集している50歳以上の早期退職希望者に申し込んだのだとか。

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 また、今回の早期退職には、約60人が応募。片岡氏の他には、同じく「めちゃイケ」のプロデューサーを務め、「ガリタ食堂」の企画への出演でも知られる明松功氏、元アナウンサーで現在は総務局勤務の境鶴丸氏、昨年までアナウンス部長を務めた野島卓氏も名を連ねているという。

 今回の早期退職者の募集は「ネクストキャリア支援希望退職制度」と名付けられ、対象者は、満50歳以上、かつ勤続10年以上の社員。優遇措置として、通常の退職金に加え特別優遇加算金を支給。さらに、希望者には再就職支援を実施するというかなり手厚いもの。それに伴い、同局は22年3月期決算で特別損失約90億円を計上することを発表していた。

 「対象者は全社員の5分の1ほどになると言われていたが、応募がわずか60人にとどまったようだ。とはいえ、退職を希望するのは片岡氏のように仕事ができる〝功労者〟が多いようで、仕事ができない社員はしがみついているようだ。支給額はかなり高額になりそうで、それを元手に片岡氏は制作会社を立ち上げるのでは。仕事先は動画配信サービスが全盛なので、テレビ局以外でもいくらでもありそうだ」(放送担当記者)

 以前に比べて社員の年収が大幅にダウンしてしまっていたという同局。今後も優秀な社員たちが退社して新天地での活躍を求めることになりそうだ。 

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