第4話は、隆子(中村アン)の殉職に言葉を失うDCUのメンバーたち。新名(阿部寛)は隊長から外され自宅待機が命じられた。しかし、瀬能(横浜流星)らの独自捜査の結果、今回の事件は2年前に起きたある溺死事故に起因している可能性が浮上する。瀬能は隆子の司法解剖を行った医師・真鍋宗雄(角田晃広)らの元を訪れ――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第4話で明らかになったのは、2年前に起きた溺死事故の司法解剖を担当した真鍋の不正に隆子が気づいていたこと。隆子はその口封じに殺されてしまったことが判明した。
「しかし、隆子が殺された場所は、テロリストであるロペス(フェルナンデス直行)を追っていった先の排他的経済水域外。ロペスの船に追いついた隆子が船に入って捜査を行っていたところで何者かに殺されましたが、それが真鍋だということが明らかになりました。しかし、作中では真鍋がどうやって排他的経済水域外まで来たのか、またほぼ痕跡を残さずどうやって去って行ったのかは描かれず。ネット上からは『行って帰っての手段謎すぎ』『いや、これ無理ある…』『泳いで行って泳いで帰ったの?』『もはやめちゃくちゃ』『欠陥ドラマすぎ』という混乱の声が集まっています」(ドラマライター)
また、そもそも本作は、“水際捜査に特化した海上保安庁のエキスパート集団「潜水特殊捜査隊」”という謳い文句があったが、第2話以降、潜水シーンは激減。第4話に至っては水中からのシーンはほぼなかった。
「スタート前は『ハリウッドの大手制作プロダクションと共同制作』もウリにしていた本作ですが、一部では潜水シーンに膨大な費用が掛かるため、削られてしまったことが報じられています。そのため、謳い文句だけは立派だったものの、蓋を開けてみれば予算不足で、なぜか海保が陸で捜査するという謎の展開に。突貫工事のためか、その陸での捜査も辻褄が合わないという悪循環となっているようです」(同)
第1話での潜水シーンの迫力が評価された本作。今度はいつ潜水捜査が見られるのだろうか――。