>>通勤電車で官能小説を~女がドン引く瞬間~<<
「彼と付き合い始めて3か月ほど経った頃、お泊りをしたんですね。夜、ベッドでイチャイチャして、私が服を脱ごうとしたんです。すると彼に、“待って”と止められました。そのままがいいと言うんです。その時は、たまには着衣でするのもいいのかもしれないと思いました。
でも、次に彼の家に泊まった時も、服を脱がないように言われました。それどころか、着てきたコートを羽織るように言われて…。それからも、ベッドでは裸になるどころか、上にどんどん服を着せられるようになりました」
裸になることを拒まれているように感じた彼女は、ある時彼に理由を尋ねたそう。すると意外な答えが…。
「彼は、裸になったり、肌を露出されたりするよりも、服を着ている方がいいのだと。厚着をすればするほど、興奮するんだそうです。そう言えば、まだ出会って間もない頃、“夏は大嫌いだけど冬は大好き”と言っていたのを思い出し、そういうことだったのかな…と思いました。
それからしばらくして、偶然彼を駅で見かけたんですね。先の方を見ながら歩いていて、私には気付いていない様子でした。後を追うと、彼は前方の女性に気を取られているよう。その女性というのが、何枚重ねているのか分からないぐらい厚着だったんです。ファッションセンスの欠片も感じられないオバサンでした。目を輝かせながら女性の後を追いかけている彼を見て、ドン引きました」
女性の肌の露出を好まない男性もいる。だから寒いのを我慢する必要はない。何枚も重ね着して、ブクブクとした姿の方が、意外とモテるかもしれない。
写真・Michael Pollak