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二宮和也が主演を務めた本作。1943年9月、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号が日本へ物資輸送のために向かっていた。出発時は日本と同盟を組む枢軸国だったイタリアだが、出航した後、連合国側に寝返っていた。渡航中にまさかイタリアが日本の敵国になっていることなど露知らず、日本から大歓迎を受けると期待に胸を膨らましていた乗組員を待っていたのは、鬼の形相をした日本海軍少佐・速水洋平(二宮和也)で――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
実話をベースにしたという本作。作中では二宮の流暢なイタリア語や歌唱が披露されるなど、お正月らしい豪華なドラマになったかと思いきや――。
「本作で物議を醸したのは、CGのあまりのチープさ。潜水艦や海や青い空など、昨今なかなか見ないほどの分かりやすいCGとなっていました。特に二宮演じる速水の歌唱シーンでは、CGの海と、CGの空に白い雲が浮かんでいるという安っぽい合成という事態に。また、街の様子もセット感丸出しとなっており、ネット上からは『CGとセット雑すぎ』『CGのせいで集中できない』『死ぬほど安っぽい』『ギャラで予算使い果たしたか?』『令和でこんな合成が見れるとは…』と呆れ声を集めていました」(ドラマライター)
一方、ストーリーを評価する声は多く集まっているという。
「戦争モノとは言え、前半は速水とイタリア人乗組員たちのいざこざをコミカルに描いたコメディ作品。最終的にはイタリアの潜水艦を改装して日本海軍に編入させて出撃したものの、半日で故障。動かなくなった結果、作中の登場人物からは一人も死者が出ないまま、終戦を迎えたという結末になっていました。これには、ネットから『お正月だし、誰も死なないっていうのは斬新でいい』『明るくて良かった』『こういう戦争ドラマもいい』という絶賛が集まることに。ストーリーが良かった分、低クオリティCGに対し、ネットから『もったいない』『台無し』『白けてしまった』という声も寄せられました」(同)
撮影から放送まで1年弱あったという本作。絶賛されたストーリーの一方、その演出への評価だけが残念な結果となってしまったようだ。