>>タカトシの一言で志村けんの顔色が変わった? 今はもう触れられることのない“タブー”とは<<
そこで番組で取り上げられたコンプライアンス無視の演出が話題となっている。ドリフの全盛期は昭和のギラギラとした時代。会議でもうもうとタバコの煙が立ち上がる様子や、当時から「食べ物を粗末にするな」と視聴者から苦情が来たとされるスイカ早食いや、牛乳を吐き出す「健康牛乳コント」のほか、スケベな「変なおじさん」なども、忠実に再現されていた。
そのため、ネット上では「こうして見ると、ドリフって今の時代ではコンプライアンスに引っ掛かりそうなことばかりやっていたんだな」「ドリフのドラマほんと面白い嬉し泣き。まさに世代だから子どもの頃見てたまんま!役者さんたち体張ってるし嬉し泣き。今はコンプライアンスとかで出来ないだろうコントだろうな〜」「本家、志村さんのスイカ早食いはもっと早かったな」といった声が聞かれた。
さらに、本作の脚本・演出を務めたのは福田雄一氏。福田氏と言えば数々のコメディ系の作品を手掛けているが、クセの強い独特のギャグセンスなどで、賛否が多い人物である。そのため、前評判としては福田氏が手がける本作品を不安視する声もあった。
だが、ネット上では「発表された時に福田雄一だからって叩いてた人たくさん見たけど、ちゃんとドリフターズへのリスペクトがあったし、令和の世にドリフのコントの面白さを知らしめたいという想いが伝わった」「福田雄一さんのとは思えないくらいの遊びの少なさに、ドリフへのただならぬリスペクトを感じる」「福田雄一的演出が随所にあるけど、ドリフの世界観を壊さない程度にしてるところがドリフをリスペクトしてる感じがしていい」といった声が聞かれた。
テレビはつまらなくなったと言われて久しいが、本作は「過激で面白かった昭和のテレビ」を思い起こさせる名作として、高い評判を得たと言えそうだ。