彼女が登場する前、まずは4人でトーク。スタッフが彼女と打ち合わせした際に、どんなことを話したかリストが配られた。そこに「かまいたちがテレビに出ると観てしまう」という情報が掲載されていると、大悟は「こんなに嫉妬したことはない。お前らが何の番組出ようが、何のCMに出ようが全然ええけど、これは許されへん」と笑わせた。
17年間にわたって志村さんと共演していた優香。大悟もレギュラーのコント番組で共演していたため、「志村さんのコントって、あまり“テレビの向こうの人が見ている”って感じないですよね」という。その意図として「スタッフの人より、テレビの向こうにいる人より、(志村さんが)誰よりも笑ってほしい人。だから、あまりこっちは(スタッフや視聴者は)気にならない。志村さんさえ笑ってくれればいいみたいな」と話した。
「特に大悟は志村さんとの飲み仲間でもありました。志村さんは芸人に憧れられた存在ですが、特に大悟は近くで見ていました。“笑わせたい”という気持ちも当然かもしれません」(芸能ライター)
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志村さんのコントの作り方は、受け手となる人によって異なるという。リハーサルをする人もいればしない人も……。志村さんのコントに参加したことのあるノブは、台本を見ると、「志村さん派出所の警察官」「派出所に道を聞きに来るノブ」「志村さんが数個ボケる」「ノブハケる(出ていく)」のみ。リハーサルもカメラ位置の確認と、段取りの確認のみ。ボケも事前に教えられることもなかったという。
「千鳥が『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)のリハーサル風景を楽屋のモニターで見ていた話をしていました。ノブは『バカ殿って、顔白いやん。着物着ていて、首周りだけ(白く)塗っていると思うやろ? お腹まで塗っているから』と裏話。少しでも肌色が見えると世界観が崩れるため、そうしているのだという話になっていましたね」(同上)
このほか、志村さんが使っていた白いドーランは大悟の家で保管しているという。メイク担当者が調合したバカ殿用のドーランらしく、「もしよかったら持っておいてください」と渡されたことを明かしていた。