>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>派遣先の上司と望まぬ関係に…シングルマザーが体を開いたワケ<<
「Sとの関係が半年ほど続きました。生理的にも受け付けない上司のSに体を許したことは、ものすごく負担でした。自分の体が汚れてしまった気になり、Sと体の関係があった日は帰宅後、子どもに会うより先にお風呂へ直行していました。精神的にもかなり限界だったんです。幸い、その頃はベッドでの私の反応がつまらないのか、Sからの誘いはほとんどありませんでした。私は正社員よりもSとの関係を切りたくて仕方がありませんでした。
そんな時、職場に新しい派遣社員のA子が入ってきました。A子は細身で今風の子。年齢も24歳と若かったです。A子はSに積極的に口説かれているようでした」
派遣先の上司という立場を利用し、またも若い女性を歯牙に掛けようとするS。意外なことにA子はそんなSにまんざらでもない様子だったという。
「口説かれたA子はSに本気になり、“S部長と将来の約束をしている”と職場で吹聴するほどでした。遊びのつもりで手を出したSも手を焼いているようでした。最終的に、A子がSの家に直談判をしに行き、奥さんにバレることに。SとA子は慰謝料を請求され、子どもの親権も取られ離婚することになったそうです。派遣社員に手を出したことが会社でも問題になり、Sは閑職に回され、その後すぐに会社を辞めました。無職になったことでA子にも見限られたそうです」
Sの自業自得な結末だが、この話には裏があった。
「実はA子からずっとSへの恋愛相談を受けていたんです。私は“Sはきっとあなたのことを本気で愛しているはず”と応援していました。A子は恋愛経験が無く世間知らずだったので、けしかけるのは簡単でした」
今も同じ会社で働いている百合さん。今度は実力で正社員登用をめざしている。まさに『母は強し』だ。