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同展覧会は20日から開幕。「粘土道」として片桐が発表してきた作品や、絵画作品、イラストなど約380点が展示される。片桐は自身の作品群を前に、「この広さでやるのは初めて。今までやれなかったことをやろうって意味で、子どもの頃の作品から、自分の作品を全て持って来ました。実家の壁に貼ってあったものまで画鋲を抜いて持って来たくらいです」と嬉しそうに紹介する。
粘土道の活動についても、「1999年にヤングマガジン(講談社)で隔週で連載し始めて、色々作った結果、20年でここまで作品が溜まったんです。まさか20年後もやっていると思わなかった。今回その僕の20年の集大成がやっと出来た。最初で最後、最後展のような気持ちでやらせてもらっています」と続ける。
そして、会場内最大の作品となる目玉作品の「公園魔」については、「僕の地元にタコ公園というのがあって、僕はタコ公園の地獄版をやろうってこれを作りました。いろんな人の協力を得て、この展示に合わせてギリのギリまで作りました」と紹介。最後に「粘土の連載を20年。粘土の楽しさを知ってもらいたい。ぜひご家族で来て欲しい。これを見に来たら楽しいです。アートの入り口としてこれをきっかけに美術に興味を持ってもらいたい。コロナも収束。来たい時に来れるのでよろしくお願いします」と呼びかけていた。
(取材・文:名鹿祥史)