オカダは「久しぶりに東京ドームのメインイベントに帰ってくることができました。まあ、久しぶりと言っても、2020年ぶり(以来)ですかね。『そんなに経ってないじゃん』と思われてる方も多いんじゃないかと思うんですけど、いつものオカダ・カズチカでしたら毎年のように立ってましたし、2年ぶりだとしてもすごい久しぶりな感じがします。そして、今回は『G1クライマックス』覇者として東京ドームのメインイベントにあたります。なので、もう7年ぶりになるんですかね、それも。なんで、チャレンジャーですけど、『G1クライマックス』覇者として、その矜持を持って、しっかりとボクはメインイベントで闘って、チャンピオン対チャンピオン、どちらが強いかっていうのを決めたいと思います」と自身もチャンピオンとして、鷹木と対等に闘う考えを崩さない。
鷹木は「『いよいよ決まったな』という感じで、俺の中では大阪の試合後で決まってたんだけど気持ち的には……。まあ、これで正式決定ということで、1.4東京ドームと言えば新日本にとっては間違いなく年間最大のイベントだと思うので、俺はいつも通りの鷹木信悟を貫くっていう精神があったけど、今回ばかりはちょっと特別な気持ちがあるんで、いつも以上にテンションもモチベーションもコンディションもマックス以上に持っていきたいなと思う。思い返せばちょうど3年前、2018年の1.4普通にチケット買って観に行ってるんだよね。その時もメインはオカダでたぶんベルト持って入場してね、内藤に勝って防衛して、そういう記憶があるけど、面白いよね、人生って。ちょうど4年後に今度は俺がチャンピオンとして東京ドームのメイン、最後に入場してくるっていうのは。まあでも、俺はまだ夢や野心もたくさんあるんで、まだまだ来年昇っていきたいと思うんでね。で、オカダに関しては、さっきから『G1』覇者って言うけど、『G1』のチャンピオンにプライドがあるんだったら、『なんで4代目のIWGPを持ってきてるのかな』と。そこには俺も理解ができない部分があるんだけど、『G1』覇者にプライドがあるんだったら、誇りがあるんだったら、『G1のトロフィーで良かったんじゃないの?』って俺は思うけど、これに関してはハッキリ言って新日本も悪いよ。封印して新設したのがこの(IWGP世界ヘビー)ベルトなのに、言ったもん勝ち、やったもん勝ち、インターネットの写真見ても普通に4代目のベルトが出てるし、そんなやったもん勝ちだったら『こっちもやってやろう』っていう気持ちになったし。だから俺は1.4ね、このベルトをしっかり守った暁には、ちょっとマスコミに言っちゃったら今朝、某Tスポにはニュースが上がってたけど。どことは言わないけど、某Tスポには上がってたけど、来年ちょうど新日本プロレスも設立50周年でしょ?いい節目じゃない?今こうやってIWGP世界ヘビーとして動いてるんだから、4代目のベルト、またこうやって持ち出されたりしたら困るんで、『IWGPの提唱者にお返しする』っていうのがいいんじゃないの?まあ、俺はお会いしたことないからあえて名前は出さないけどね。まあ、たぶん『そんなの知らねーよ』って言われそうだけど、俺としてはそういう考えがあるから、その大人物の言葉を借りれば、『元気があれば何でもできる』。まさにその通りじゃねーか。この元気ハツラツの象徴のこの俺が2022年の1.4東京ドームを暴れ狂って、キッチリこのIWGP世界ヘビー王座を守ってみせる」と勝てば、オカダが持ち出した4代目IWGPヘビー級のベルトを提唱者のアントニオ猪木氏に返却する考えを明らかにしている。
「最後にオカダに一言、6月の王座決定戦ではなんか『病み上がりだった』みたいなことを言ってるみたいだからな。もう今度はそういう言い訳ができない状態で来てくれ。最高の状態のオカダで来てくれ。あとはそれを叩き潰すだけだから。以上です」とオカダに注文をつけることも忘れなかった。
(どら増田)