この日の前半、バナナアートの特待生4級で昇格試験に挑んだ、くっきー!。バナナアートとは、バナナの皮に思い思いにクギや爪楊枝を刺し、それが徐々に茶色に変わることを利用したもの。だが、今回は現状維持となった。
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続く後半の「俳句」の査定ランキングにも登場したくっきー!に、浜田雅功が「なんでおるの?」と聞くと、「知り合いのディレクターに『出たい』って言ったら出られた」と自ら志願したと回答。
彼は先ほどのバナナアートのみならず、水彩画など芸術系の5部門で特待生となっているが、今回の俳句についても「(水彩画のように)風景を見せたいタイプなので、人物やその場所、季節の温度をちょっと書いてみました」と自信満々。だが、このコメントにフルーツポンチ村上健志は「怖い」と恐怖を感じていた。
村上の予言通り、くっきー!の詠んだ句は、彼の芸術作品でも感じられるような「不気味」なものとなってしまった。それが、「葉の隙間 こぼれ蟲(むし)くる 歯の隙間」というもの。詠んだ本人はこの句について、「歯がゆるくなったお年寄りが、お弁当を公園で食べてるんですけど、葉っぱの隙間から光が溢れるじゃないですか。そこに虫が暖を取りに集まってくるんです。それで、お年寄りだから食べてるうちに歯の隙間から、ご飯がこぼれるじゃないですか。それにも虫が集ってくるという、虫とのたわむれの風景を書いた」と説明。さらに「『葉の隙間』とケツの『歯の隙間』も韻を踏んでる」と熱弁するも、村上から「これ、韻って言います?」とツッコミが。
そんな問題作に、俳句講師・夏井いつきも当然「才能ナシ」に認定。点数は「5点」と救いようのない採点結果で、「性根を叩き直してからまた来てください」と辛辣評価を下していた。ネットでは「夏井先生にあんな句で挑むとは…恐れ知らずも甚だしい」「くっきー!と夏井先生の感性が完璧に合わない」「受け入れられない」「ホント不愉快極まりない」「もう出てくるな!」といった声が見られた。ボロクソに言われたくっきー!はいつになく神妙な顔で、「二度と俳句に手を出さない」と約束していた。