>>UFO調査報告書の公開により、「ロズウェル事件」の更なる謎が解明される?<<
最終的には「プロジェクト・モーグル」と名付けられた極秘計画の一環で、訓練のために飛んでいた軍用気球がフォースター牧場に墜落、当時の情報将校ジェシー・マルセル少佐が気球を墜落したUFOと誤認したか、あるいは軍の機密監視プログラムの隠れみのとして意図的に偽装記事を仕込んだのではないか、という結論に落ち着いている。しかし、ロズウェル事件は今になっても謎が多く、新たな証言が出てくることもある。
先日、超常現象ブログ「Mystery Planet」でとある手紙が公開された。物理学者でUFO研究者のスタントン・テリー・フリードマン氏に送られたもので「ショーン」と呼ばれる人物の署名が入っており、彼らの父親がエイリアンと米軍が接触した確かな証拠を教えてくれたと告白する内容となっている。
手紙の送り主である「ショーン」氏によると、彼の父親はロズウェルの残骸を分析するために、アメリカ陸軍空軍の将軍に採用されたという。この研究プロジェクトはコードネーム「RAMP」と名付けられ、当時最新鋭だった戦闘機に精通していたため残骸の分析を依頼されたのだという。しかし、彼の父親はその残骸が今まで見たことのないものだったと述べた。
空飛ぶ円盤の残骸は、信じられないほど軽くて、しかも超強力な未知の素材でできており、科学者たちは「アンオブタニウム」と呼んだ。UFOの回収に立ち会った軍人の中には、その素材の小さな破片を記念品として持ち帰った人もいたという。残骸には溶接やリベットの跡が見当たらず、父は「まるで船全体が一体化して鋳造されたかのようだ」と語っていたそうだ。
残骸の中で最も奇妙だったのは、「子どもサイズの金属製リクライニングシート」で、頭、胴体、腕、足の部分に切り込みが入っていたという。ショーン氏の父親は、後にその座席が誰のために作られたのか確認したところ、明らかに「地球のものではない」と思われる3体の「悪臭を放つ遺体」を見せられたという。その宇宙人は人間に近いヒューマノイドで、小さくてもろく、ふたのない大きな目とサメのような肌をしていたという。両手に6本の指があり、生殖器は確認できなかった。また、循環系があるように見えたが、食物をどのように消化しているかは不明だった。そこで研究者たちは彼らが皮膚から栄養を吸収しているのではないかと推測していたそうだ。
このヒューマノイドは「骨板で区切られた4つの半球を持つ異常に大きな脳」を持っており、体中に非常に多くの感覚神経組織を備えていた。そこから、このエイリアンたちは何らかのテレパシーを使って宇宙船をコントロールしていたのではないかと推測したそうだ。一方でこのヒューマノイドは生物ではなく、宇宙船を走らせるために遺伝子操作されたロボットのようなものではないかという説も出たそうだ。
米軍の技術者たちは墜落で壊れた宇宙船を動かすことはできなかったが、光速を超え、時間旅行をし、さらには次元の間をジャンプできるらしいことを突き止めたという。しかし「宇宙船がどこからやってきたのか、起源は分からなかった」そうだ。宇宙船はこの銀河系の別の惑星か別の次元、またはおそらく「遠い未来の地球」のいずれかから来たのだろう、という推測がなされたと手紙には記されている。
ショーン氏の手紙が手の込んだデマなのか、公にされていない事実なのか、あるいは米軍の秘密プロジェクトを隠すために仕組まれた誤情報なのか、私たちには分からない。しかし、非常に興味深い報告であるのは間違いない。
山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中
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Roswell witness 'saw stinking humanoids with shark skin and no genitals' at crash site(dailystar)より
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/roswell-witness-saw-stinking-humanoids-25155316