【オリックス 10.6〜10戦績】
対 北海道日本ハム
京セラドーム大阪
6日
○オリックス(山崎福)9-0(河野)北海道日本ハム●
7日
●オリックス(山崎颯)2-3(上沢)北海道日本ハム○
8日
○オリックス(増井)4-3(伊藤)北海道日本ハム●
対 福岡ソフトバンク
福岡PayPayドーム
9日
○オリックス(山本)6-2(笠谷)福岡ソフトバンク●
10日
●オリックス(竹安)1-3(千賀)福岡ソフトバンク○
※カッコ内は先発投手
※10日現在、133試合66勝51敗16分のパ・リーグ首位。2位の千葉ロッテと2.5ゲーム差。残り10試合。
今年苦手としている日本ハムとの3連戦は本拠地京セラドームで行われ、オリックスは山崎福也、山崎颯一郎、増井浩俊の裏ローテで勝負した。
初戦は山崎福也が2回から5回までランナーを出してピンチを招くも、要所を締めた。6回と7回は三者凡退で抑えて、7回を94球、被安打5、奪三振6、無四球、無失点の好投。打っては紅林弘太郎、宗佑磨、モヤの一発攻勢で9-0と快勝した。
2戦目は山崎颯一郎がピリッとせず、3回2/3を投げ、86球、被安打4、奪三振2、失点1で降板。「今日はこれまでの課題でもあった、カーブなどでカウントを取ることができていたとは思いますが、真っすぐの制球という部分がよくありませんでした。ボールの威力自体は悪くなかったと思いますし、それだけに四球を出してしまったところや、修正できなかったことが悔しいです」と悔しさをにじませていたが、打線も上沢直之を攻略できなかった。
3戦目は増井浩俊が不調。3回2/3を投げ、被安打4、失点3(自責2)だった増井は「大事な終盤戦でチャンスをいただいたのに、ゲームを作ることができず、申し訳ないです」と肩を落としていたが、その後を継いだK-鈴木が好投。杉本裕太郎が節目の30号、さらにモヤが勝ち越し打を放ち、オリックスが日本ハムに勝ち越している。
福岡に舞台を移したソフトバンク2連戦は、阪急時代を含めた球団タイ記録の14連勝がかかったエース山本由伸が、打たれる場面があったものの、リードは許さず。最終回はヒギンスにつないで、オリックスが先勝。今季のソフトバンク戦勝ち越しを決めている。2戦目は千賀滉大に前週のリベンジをされ、紅林が死球を受けて途中交代するなど、前週の吉田正尚に続いて後味の悪い試合になってしまった。
ロッテとの3連戦はローテを再編し、田嶋大樹、山崎福也、そして今年2年目にして大ブレイクした宮城大弥が入り、最終決戦で優勝マジック点灯を狙う。野手は故障者も出ており、満身創痍ではある。それでも田嶋と宮城はこの試合に合わせて、登録を抹消しながら一軍に帯同していただけに、期待していいだろう。
優勝に向かって勝負の3連戦が始まる。
(どら増田 / 写真・Rinco)