漫画家のうおやまの4コマ漫画『ヤンキー君と白杖ガール』(KADOKAWA)が原作となっている本作。弱視で盲学校に通う勝気な少女・ユキコ(杉咲花)と、純粋だがケンカ早い不良少年・黒川森生(杉野遥亮)による笑って泣けるラブストーリーが描かれる。第1話は、ある遅刻寸前の朝、ユキコは点字ブロックの上で話し込む物騒な男たちに遭遇してしまい――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレ含む。
ハプニングで黒川の股間を蹴り上げてしまったものの、黒川の顔に傷があると聞き、心配で顔を掴んで覗き込んだユキコ。黒川はその恥ずかしさからフリーズしてしまい、これまで感じたことのない感情を抱くことに。次の日からユキコを待ち伏せし、アプローチしまくるという姿が描かれた。
「弱視の少女と、ヤンキー少年という組み合わせということで、放送前はネットから『お涙ちょうだいになりそう』『今どきヤンキーって古臭い』『どうせすさんだヤンキーがヒロインと出会って更生していくありきたりな話でしょ』と厳しい声が噴出。あまり期待はされていない印象でした。しかし、第1話では、黒川がユキコに一目惚れし、その後猛アタックを開始。白杖や点字ブロックのことを自ら勉強したり、ユキコを想って点字ブロックの上に止められている自転車を撤去する真っ直ぐな一面が強調されていました。一方では、ユキコの目が悪いと分かっているにも関わらず、想いをびっしりとつづった手紙を渡してしまったり、点字ブロックを『黄色い丸のポコポコ』と呼ぶ場面というおバカ要素も描かれました」(ドラマライター)
一瞬でユキコに惚れ、懐きまくってユキコのために行動する黒川に、ネット上からは「期待してなかったけどめちゃくちゃ面白い」「黒川が可愛すぎる!」「障がい扱ってるドラマなのにいい意味で重くない」「ありがち設定なのにキュンキュンしちゃった」「黒川のピュアさに癒された!」といった称賛が集まっていた。
「また、作中では点字ブロックが目に障がいを抱えている人にとってどれほど重要か、点字ブロックを遮ることがどれほどの迷惑行為になるかということも自然に描かれており、ネット上からは『障がい扱ってるのに重すぎない』『自然に勉強できた』『視覚障がいへの理解も深められた』といった声が集まっていました」(同)
前評判を覆した本作。今後の展開に期待する声も多く寄せられていた。