『有吉の壁』(日本テレビ系)出演で、注目を浴びているもう中学生(以下・もう中)。昨年、彼は芸人引退を考えていた。しかし、それを踏みとどまらせたのは、麒麟・川島明と有吉弘行だ。世の中がコロナ禍となった時期、劇場では無観客生配信が盛んに行われるようになった。出番のあったもう中は、そこで客がいないと成立しないコール&レスポンスが必要なネタを披露。ネットで話題となった。
>>吉本のアイドル吉本坂、元ジャニーズJr.のメンバーも NEWSのバックダンサーも担当<<
川島が、そのVTRを『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の中で紹介すると、さらに話題に。もう中は、地元に帰ろうと断捨離していた時期だったが、周囲の反応も大きく、引退を踏みとどまった。また同時期、有吉が、もう中のInstagramの配信に参加、さらに、自身のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系列)でゲストに呼び、『有吉の壁』出演にも繋がった。2人のおかげで現在のブレイクに至ったのだ。
コロナ禍となって、芸人がYouTubeチャンネルを開設することも増えてきた。そこで多くのファンを獲得するケースも少なくない。狂言風漫才でおなじみのすゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)は『M-1グランプリ2019』で8位となったが、今いちブレイクには至らず。しかし、思わぬところで人気者になった。YouTubeだ。動画で『あつまれ どうぶつの森』(Nintendo Switch)のゲーム実況をすると大バズり。男性だけではなく、女性のファンを獲得。今や、DVD、書籍、デジタルシングル発売をするなど、アイドル的人気を誇っている。
「YouTubeのゲーム実況は、今や芸人界でもヒットコンテンツ。中でも、狩野英孝はコロナ禍のゲーム実況で成功した1人と言えるでしょう。1人のプレイヤーが殺人鬼を、4人のプレイヤーがサバイバー(生存者)を操作するPlayStation4ほかでプレイできるソフト『Dead by Daylight』をプレイ中、誤作動が起きてしまい、『勝手に斧振らないで!』と連呼した狩野。この様子に視聴者は大爆笑しました。そのほかのソフトでも迷言やハプニングを起こすなどして、一躍ネット界でも人気者に。今や、ゲーム関連の仕事も急増しています」(芸能ライター)
落ち込むことが多いコロナだが、自らが動いたことによって、いい方向に向いた芸人たちもいたようだ。