そんな石破氏の特徴の1つと言えるのが、あの独特の喋り方だろう。これについては、昨年の総裁選出馬時に『バイキング』(フジテレビ系)内で、エッセイストでタレントの安藤和津が「あのスローなしゃべり方が、生理的にダメなんですよ」とコメントし、話題に。
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だが、この喋り方にはしっかりとした意図があるようだ。2013年に放送された『土曜プレミアム』(フジテレビ系)の「池上彰緊急スペシャル」で、石破氏は池上氏から「どうしてそんな喋り方をされるのですか」とそのものズバリな直球質問をされている。これに対し、石破氏は「ゆっくり喋ってると何を言っているのかなというのを理解して頂ける時間がある」と述べている。いわば聞く側を考えた配慮だったようだ。
この番組で、池上氏はゆっくりとした話し方は「上から目線になるのでは」と疑問を投げかけている。これにも、石破氏は「そう受け取る方もある」と返し、研鑽努力が必要とも述べている。あくまでも謙虚な姿勢を見せるのは石破氏らしいと言えるかもしれない。
ネット上では、石破氏の独特の喋り方について、「テンポが遅すぎて眠くなる」「一見分かりやすく説明しているようで、芯を食ったことを何一つ言わないのが石破茂の話し方」「俺としては石破茂さんの遠回しな表現の方が穏やかで好感が持てる。批判より疑問を投げかけるような話し方で、冷静に聞けると考えられる」といった様々な意見が聞かれた。あの喋り方は、あらゆる意味で注目を集めるポイントであるのは確かなようだ。